第3話 小説の書き方 その1
皆さん、幼い頃を思い浮かべてください。
例えば読書感想文を書くとき。新しい段落は1マスあけなさいとか、カギ括弧や読点の使い方とか。
物を書く時には、体裁というものがあります。しかしながら、私も含めた完全にそれを理解できてる人って意外と少ないと思うんです。
今回は、私がカクヨムを通じて学んだ文章の書き方、システムについて書いていきます。全てを網羅しているワケではありませんのでそこはごめんなさい笑
その1 台本形式をやめよう!
はい。私には経験があります。
どんなものかと言いますと、
(例)
佐藤「オレは今からプリンを食べるぜ」
山田「何だって!? 噂通りマジで甘党だったのかぁ、佐藤」
こういうやつです。聞いた話ですが、あまりこういう形式のものは好まれないそうで……
訂正すると以下の通りになります。
(例)
「オレは今からプリンを食べるぜ」
「何だって!? 噂通りマジで甘党だったのかぁ、佐藤」
こういう感じです。言いたいことは分かります。どっちがどっちのセリフかこれじゃ読みとりづらいじゃないか!
そういうときはこうします。口調とか口癖とか、文章の流れ、つまり地の文などで示します。
(例)
小腹がすいた。しっかりと朝、昼と食事を摂ったが、育ち盛りの佐藤、山田にとって間食は無くてはならないものだ。
佐藤はキッチンへ向かうと、冷蔵庫の中を物色し、何やら小さくて黄色いものを取り出した。
「オレは今からプリンを食べるぜ」
「何だって!? 噂通りマジで甘党だったのかぁ、佐藤」
はい。いかがでしょうか。かなり分かりやすくなったでしょう。
しかしですね、この文章は体裁としては悪くないんですけど良くもないんですよ。さて、どこが悪いのか考えてみてください。答えはスクロールした下にあります。
皆さん分かりましたか〜?
諦めないでよ〜
はい。ここで終わりです!
「オレは今からプリンを食べるぜ」
「何だって!? 噂通りマジで甘党だったのかぁ、佐藤」
……この文章不自然すぎませんか? 例えるなら、英語の例文にある「ディスイズアペン」とかみたいな。これはペンです、おーっとトムはそのペンを使って今から絵を描くのですね……的な。
オレは今からプリンを食べるぜ、いや見たら分かるやないかーい! なんですよ。もちろん読んでるこちら側からすればプリンって書いてくれないと何を食べてるのってなりますよね?
でも、登場人物はその場面を見てるんですよ。あくまでもそのキャラがその状況でどんなセリフを言うべきなのか、ってことを考える必要があります。
佐藤が甘党で可愛い系なら、
「あぁ〜っ! この甘さとカラメルのハーモニー、そしてこのプルプル感! これがたまんねぇのよ」
みたいな感じだし、クレイジー系なら、
「ヒャッハー! 哀れなプリンよ、我が肉体に溶け込みやがれぇ〜〜い!」
的な感じです。これでキャラクターにも性格を付け足せますね。
最後に、ビックリマークとハテナマークの使い方です。これは難しいものなんです、意外と。
文章の最後以外にそのマークを使うときは、その後1マス開けてください。上記でもそうしていますが、
「ヒャッハー! 哀れなプリンよ、我が肉体に溶け込みやがれぇ〜〜い!」
って感じです。でも正直これは私も合ってるかどうか自信ないですし、ランキングとか見てると明らかこれやりかたミスってんなーって作品もあったりします。なので、重要度はそこまでなのかも?
次回も同じような内容が続きますwwww
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