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  • とがきへの応援コメント

    木古おうみさんも触れられていますが、読了すると「猫かよ。」のキャッチコピーが胸にささりますね……。
    子供にはわからない、大人の人生と胸中。その関係が埋まる機会もないまま、戸垣さんは逝ってしまった。それが主人公に取って何より悲しいことだったのではないかと思いました。

    作者からの返信

    本作にレビューまでいただき、どうもありがとうございます! 「猫かよ。」、キャッチコピーに採用してよかったと再度噛み締めています。
    なるほど、たとえばもしも戸垣の闘病を見守る機会や、もっと突っ込んだ対話があったなら、主人公の胸中もまた違ったものになったと思います。二人の絆と共に、すれ違いの物語であったような気もします。

    編集済
  • とがきへの応援コメント

    猫かよの意味がわかった瞬間、切なさといろんな感情を押し殺してそう言った彼のいじましさが溢れる読後感でした。
    戸垣には語り手の知らない人生があっても、語り手が思うのと同じくらい、戸垣の人生に坊ちゃんの存在がかけがえのないものとして組み込まれてたんだと感じます。
    寂しいのに爽やかさの残る素敵な短編でした。

    作者からの返信

    ありがとうございます! ツイートだけでなくこちらにもコメントいただきとても嬉しいです。猫かよ、をキャッチコピーにしてよかったと改めて思いました。仰る通り、色んな思いが背景にあってこその言葉だったことでしょう。いじましいなと私も思います。
    語り手にとってそうだったのと同じように、戸垣にとっても語り手はとても重要な存在だったのだろうし、またそのように描けていれば何よりです。語り手一人になった家は広くて寂しいけれど、それでもカレーを作ったりして、前向きに生活していってほしいものです。

  • とがきへの応援コメント

    ホラー以外のこういうお話でも読ませる尾八原さん、やはり素晴らしいです。淡々と綴られる決して長くない物語のなかにも、坊ちゃんと戸垣が重ねた月日が滲みでるようで、ジンとしました。
    もし、戸垣が生きていたら、坊ちゃんが結婚してもお側にお仕えするのでしょうか。もし、坊ちゃんが結婚しない、戸垣と二人の人生を選んだとしたら、それはもうブロマンス以上のものになるんでしょうか。

    いちファンとしては、賞をとった作品以外も、尾八原さんの短編集とか出してほしいです。十分読みごたえがあるはず!

    作者からの返信

    ありがとうございます! ホラー以外の作品もお読みいただき嬉しいです。
    短い作品ですが、二人の過ごした時間を感じていただければ幸いです。もしも戸垣が生きていたらどうでしょうね…確かにずっと二人だけで暮らしていく人生もあったかもしれません。戸垣はずっとただの使用人のつもりかもしれませんが、凄く密な関係の二人だと思います。

    そう仰っていただけると本当に嬉しいです! 短編集、出せたら素敵ですね。まずはデビュー作をちゃんと世に送り出せるよう、書籍化作業をがんばりたいと思います!