第30話 世をはかなんで 創作する
売れる、売れない、を気にして絵を作ると、自分の描きたい気持ちから、どんどん離れてゆく。売れないと食えないし、気持ちを裏切る絵を描くと、気持ちは苦しくなる。どうしてよいのか
結局、「世をはかなんで、創作する」とは、世の中の流れに従って、自分の気持ちを殺して、注文通りに仕事をするのか、または、世の中と対決するように自分の気持ちに忠実に貧乏に耐えながら絵を描くのか、のどちらかになる。
今の私の状態は、後者であり、
では、これから私は
十九歳のとき、ペンで描いた漫画原稿を大手出版社の漫画賞に投稿したことがあった。その頃は、今のようにストーリー漫画みたいにページ数の多い作品はできなかったので、4ページほどのギャグ漫画を投稿した。このときの心境も「世をはかなんで創作する」に近いものがあった。世の中に対して、どうせ、と
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