おれはロボット

むらき・りん

登場人物・メカ紹介 

尾藤硬磁びとうこうじ(34)……一応主人公。元浜松在住のしがない派遣社員だったが、八つ当たりした挙句爆発事故に巻き込まれてビットカイザーとして転生する。彼の存在を誰も知ることなく、第二の人生を巨大ロボットとして四苦八苦しながらも過ごす。


城駆雅夢しろくがむ(16)……通称ガム。チーム・スイーツのリーダー的存在でチーフとも呼ばれる。文武両道で思慮深く、柔軟な発想と果敢な決断力をあわせもつ所謂非の打ちどころのない優等生。だが良くも悪くも真面目である故冗談が通じず、しょうもない事にも全力で挑む天然気質。漠然としながらも予知能力を持つ。


古志岐杏こしきあん(16)……通称アン。ガムの幼馴染だがそれ以上に彼へ依存しており、何事も彼がいれば大丈夫だと確信している。基本人懐っこい性格で考えは良くも悪くも楽観的。読心術を持っているようで、漠然とビットカイザーの心も読めるらしい。ただ本人もその力の自覚があまりない。島の神社が実家らしいか家庭事情は複雑らしい。


熊野橋満くまのはしみつる(17)……通称クマさん。大阪出身の最年長でバイクを一人で持ち上げられるほどの怪力の持ち主。昔から生傷が絶えない番長的な人物だが、自分から争い事を起こすタイプではなく、基本おおらかな性格の持ち主。なお腕っぷしは強いが頭のほうはお世辞にもよくない(一応自覚はしている)。透視能力を持つがその精度は調整できないらしい。


掛尾真芽かかおまめ(14)……通称カカオ。最年少だがフランスの大学に在籍している天才少女。一見快活で丁寧な性格だが、天才としてのプライドも少なからず見え隠れしている。それ以上に4人の中では一番の常識人であり他3人に対しての突っ込みも担う。なお下の名前で呼ばれることを嫌っている。記憶力を持っており4人の中では超能力を一番使いこなしている。


長塔火刀おさとうかとう(54)……自称天才科学者だが、周囲からは変人扱いされている。シュガースポットという研究所を擁しており、ビットカイザーを付近の湖から発掘した事からチーム・スイーツの司令官として指揮を執る。大の甘党ゆえに肥満体質であり糖尿病を患っているらしい。


・グラニュー……シュガースポットのマスコットロボットで、長塔博士の業務をサポートする。基本博士の指示に従順だが良くも悪くも嘘がつけず博士の下心も暴露してしまうことが多い。


青柳外郎あおやぎういろう(40)……防衛隊の長官であり、シュガースポットと協力関係にある。チーム・スイーツの面々が子供である故に、彼らを何かと案じている傍ら博士の無茶苦茶っぷりには容赦なく突っ込む。通風を患っているらしいが甘党ゆえにその点博士とは妙に気が合う。


・ソルティック・ランドフェザー…(45)…プラムスパイ先遣隊の隊長を務める人物で、通称ソルト。元々辺境の地の開発に従事していたが半ば左遷との形で部署ごと前線に送り込まれたらしい。元々デスクワーク主体の人物ゆえに戦いには不慣れであり、気弱かつ優柔不断で胃薬を服用している元係長。


・ミルソン・シルコップ(44)……プラムスパイ先遣隊の副長で、元々シルエット・ウォーカーの整備を担当していた。ツナギを着用している職人気質の人物で気弱なソルトの突っ込み役及び、尻を叩く役回り。ビットカイザーに対抗するためにシルエット・ウォーカーの改造、整備を担当する。


・ソウス……プラムスパイ先遣隊の一員であり、現場で資源採掘を担うアンドロイド。無機質なロボット然した外見をしており、先遣隊の中で一番現場慣れしているため、シルエット・ウォーカーの遠隔操縦を担当する。


・ビットカイザー……シュガースポット近辺の御津湖から発掘された巨大ロボットでチーム・スイーツの4人が発する念動力で遠隔操作される。何やらシルエット・ウォーカーと同じ技術系統で開発されながらも、彼らを凌駕する高い戦闘能力を誇り、半永久的に活動することが可能なため普段シュガー・スポットの補助電力源としての役割も担う。左腕の万力クエイカー・アームと、右腕の鉄球クラッシャー・アームを装備するほか、シュガー・スポットや防衛隊が開発したアームパーツを他に装着しシルエット・ウォーカーとの戦闘から街の修復、復興作業にも従事する。そして両足に内蔵された丸鋸ギロチンフットでの飛び蹴りフライングスマッシュを必殺技とする。そんな巨大ロボットが尾藤の転生した姿だとは誰も知らない。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る