転生した元陰キャが貴族だらけの魔法学園で青春をやり直す話

@sakanaturi

ギャル神様と転生

何気ないいつもの帰り道。いつも通りの退屈な毎日。ずっと同じ日々の繰り返しのはずだった。


「そういったわけで君は死んじゃったの。本当に、ごめんねごめんね~」


「そうですか…」


俺、塚田正彦(つかたまさひこ)は戸惑っていた。


 セーラー服を着ていて、スカートは短め、髪の毛は金色で化粧もばっちり。


どう見てもギャルにしか見えない。


敬語を使えと言われたから敬語を使ってはいるものの、見た目は俺と同年代だ。


だが正直俺の好みではある。


でも神ってこんなんでいいのか?


この部屋もイケメンの写真が大量に貼られていて、女子高生の部屋にしか見えない。


上手く言えないけど、神っていうのはもっとこう厳かなものであるべきなんじゃないの。


しかし目の前にいるのは本物の神様。


というか本人がそう言ってる。 


話によるとどうやら僕が死んだのは神様のミスだったらしい。


「ごめんね~。君はまだ寿命が残ってるのに、飲酒運転のトラックに轢かれて死んじゃったってわけ。避けてくれれば良かったのに~」

いきなり歩道に全速力で突っ込んできたんですよ、無理に決まってます。」


「いや~、申し訳ないとは思ってるんだよー。本当だよー。嘘じゃないよー」


嘘かどうかは分からないが、今の俺はこのギャル(自称神様)を信じるしかない。


「分かりました…で、俺は今どこにいて、これからどうなるんですか。悪い事はしてないはずなので、できれば天国に行きたいんですが。」

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