第4話 皆説明書って読んでるか?

どうも、こんにちは【とある】です。

相変わらず魔境でペットショップ店員をしてます。



皆さんは魚を飼ったことはあるだろうか?

まあ、魚といってもさまざまだが、今回は熱帯魚の話をしようと思う。


熱帯魚について皆さんはどの程度の知識があるだろうか?

まあ、大体暖かい地域に住んでる魚、という認識だろう。


全然それでいい。


というか普通それだけわかれば後は設備整えてちゃんと掃除と餌やりすれば飼える。

ただそれだけなのだが。


それすらも出来ないと言ってきたキノコなお客様のお話を今日はしようか」



「おい、店員さん」

「はい、なんですか?」


確か、この時のお客さんは相当威圧的に言ってきたのを覚えている。

クレーマーか?


「あんたの所で飼ったヒーターを使ったら茹だって魚が全滅したんだが」


全滅ねぇ。

確かに商品が壊れてたらまあ、クレーム入れるのはわかるけど、そういうのって私たちの所為じゃなくて

メーカー側の問題なんだけどそれは多分これだけ怒ってたら絶対わからんだろうしなー。


ただ、こういう場合って基本的に相手側のミスが多い。

だからまずはどの商品かを聞く。


「お客様、それでその商品はお持ちですか?」

「ああ!?ああ、これだよ」


お客様から渡されたヒーターなんだけど、あーこれってもしかして


「お客様、サーモスタットって書いました?」

「ああ?!何それ?」


ああ、やっぱり。

このお客さんが買ったヒーターはサーモスタット別売りタイプのやつだ。


サーモスタットを知らない読者に説明すると、サーモスタットというのは、

温度を管理して温度を調整する道具のことだ。


つまり、


「お客様、サーモスタット買わないとそりゃ茹っちゃいますって」

「はぁ!?」

「いや、これサーモスタット買わないと温度が上がり続けちゃうんですよ、ちゃんと読みました?」

「説明書なんて読むわけないだろうが!!」


うーん、まあその説明書、読まない気持ちはわかる。

私もゲームの説明書とか、スマホの契約書とか全然ちゃんと読んでないし。


でも、


「多分お客様が買った商品なんですけど、これだけデカデカとパッケージにサーモスタットが必要ですって書いてあるんですけどそれも読まなかったんですか?」

「へ!?」

「メーカーさんもお客様みたいな人がいるからデカデカとパッケージに書いてるんですからこれ読んでから買わないとメーカーさんが可哀想ですよ」


「っっっ!!!!じゃあサーモスタット付き買ってくよ!!」


そうして【サーモスタット付き】のヒーターを買ってった。


うん、サーモスタットだけでいいのに、セットで買ってったわ。

前のやつトラウマで使いたくなかったんかね。


ちょっと短いけど以上。


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こんにちは龍筋肉です。


僕も一度サーモスタット使わずダントツを使い、飼っていた蛇を

サウナ状態にしてご臨終させてしまったことがあります。

もし、ヒーター関連を使用するなら必ずサーモスタット使いましょうね。

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