味の無いチューインガムを噛む帰路で星に気付かね夜《よ》もあるだろう

 味の無いチューインガムを噛む帰路で星に気付かねもあるだろう





 私は酷く落ち込んだときの帰り道は、五感の感覚がものすごく落ちます。


 私は特に味覚と視覚が極端に悪くなります。


 味の無いチューインガムを噛みながら、自身を煌々と照らしてくれる星々の存在に気が付かない。


 それくらい、茫然自失となる夜が過去に何度もありました。ですが今ではとても良い経験となっております。

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