【短編】雪山に現れる美妖怪が雪女とは限らない

雪山に現れる美妖怪が雪女とは限らないの裏話

 BLです。

 宇部さんのカクヨムコン短編、最後の刺客はBLです。これで最後だよね? まさかもうこれ以上ないよね?

 まぁいうほどあんまりBL描写はないんですけどね。


 これね、ずっと疑問だったんですよ。

 どうして『雪女』は和服のほっそりした美人なのに、『雪男』になると途端にイエティみが出ちゃうのかなって。名前の感じからして、絶対に同じ種族じゃないですか。それなのに男女(雌雄)でこんなに違うことある? どう見たって別種族でしょうよ。それとも何? 男の方が極端に寒さに弱いとか? 女の方が皮下脂肪多いしな? いやいや、それにしたって。


 だからきっとああいう毛むくじゃらの雪男は雪男でいるとして、あの誰しもが思い描く『雪女』の方の種族の『雪男』もいるはずだよな、って。


 だけど、我々のイメージ的にもう『雪男』ったらアレじゃないですか。ヒマラヤとかのイエティじゃないですか。だからきっと、雪山で遭難して、山小屋で一晩過ごしてる時にそれっぽいシルエットの人がいたら絶対「雪女だ!」ってなると思ってですね。


 こんなのもう『雪男』からしたら「いい加減にしてくれ! 俺は毛むくじゃらじゃねぇよ! あれは何か別のやつだよ!」ってブチ切れるんじゃないかな、って。こういうところから短編のネタは生まれるんですよね。


 ただこのネタ、実は浮かんだのは前回……いや前々回か? どっちだったかちょっと忘れましたが、とにかく今回浮かんだやつではないのです。途中まで書いたけど、何せノープロットで突っ走って書いたもので、オチが決まってなかったのです。とりあえず種だけ撒いとこう、の精神で放置して、それをなんとか今回仕上げたと。ちなみにその時のタイトルは『雪男の苦悩』でした。ぎりぎりまで悩みましたが、やっぱりもうちょっと説明っぽい方が読者様も手を出しやすいかな? と思ってこのようになったわけです。


 だからかな、まぁ最後はちょっと力技になりましたよね。


 あのね、BのLの世界では、もう全然男性でも妊娠するからね。最初はちょっと抵抗あったけど幸せならいっかな! って思ってます!

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