彼女はスーパーインフルエンサー!!

水本エイ

プロローグ:顔を触るな

 私の顔を触るな!


 という私の叫びが届くはずもなく、あれよあれよとクレンジングオイルが塗りたくられる。


「私なら…できます…安心してください…これでも…ちゃんと大人のメイクしてるんで…」


 いや、あなたの自信は知らない。メイク落としくらい、自分で出来るのに。

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