極秘資料1:事件現場で回収したタキダキョウイチのレコーダー音声
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<202XX年7月27日 13:00>
タキダキョウイチ:あぁ。もうすぐ行きますよっと。さて、引っ越しの準備は無事に完了。言い出しっぺは編集長。彼の判断で今の事務所を引き払う事になったんだけど、正直誰も反対しなかったよ。あんなモノを見ちゃったら、関係を持ってしまったら逃げるしかないじゃないか。
――おい、早くしろよ?
タキダキョウイチ:はーいわかってますよぉ。うんとにかくぼくたちは(ぴちゃぴちゃと言う音に続いて咀嚼音が聞こえる)、あぁもうなんでだろうこんなときにうまくせつめ……でなn。あ、つかれてるからか。そうだよな。かいいにかかわったらのろわれてしまう。これもきっとのののののおおおお(ボリボリと言う音が聞こえる)
――おーい?あれ?どこ行ったんだアイツ?おーい、誰かぁ?
――なんですか大きな声だして?
――いや、なんていうか(ボリボリと言う音が聞こえる)アイツどこいったんんん?レコーダーがおきぱなしだけけけ?
――トイレじゃないんですか?
――いいいいいいいいいいやいあいあいああさっきいししまでいたんんんn(ボリボリという嫌な音が何度も何度も聞こえる)
――あれ?編集長?ったく、サボりかぁ?本当に男ってのはすーぐ女に面倒事を押し付けるんだから。ねぇ、アンタも……え?あ……え?あ、あのああのど、どち(女の絶叫。続いて何かが壁や床に叩きつけられるような音が複数回聞こえた後、咀嚼音がしばらく続く。その後、無音となる)
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