ザ・将棋サバイバル
カタミミズク
プロローグ
第1話
「王手!!」 パチンッ。
将棋のコマを置く快い音が、将棋の道場に響き渡る。
将棋のルールは知らなくても、将棋という言葉は誰もが知っているだろう。そのルールは、はるか昔、ある小さな星で決まっていた―
ここは、将棋のコマだけの町。
将棋のコマに手と足が生え、目と口が付いているものだけが住んでいる町。
今では信じられないが、この時代では
今の『人間がいる』くらい当たり前のことだったのだ。
さらに、そのコマには、もちろん今あるコマの名前もあったが、『犬』『鳥』『牛』『蛇』
など、今にはないコマもあった。
住民は日本の人口ほどいるが、ある部分を除いては、一体一体が違うコマだ。
さらに、この町では、住民の年齢は確定している。つまり、この星の住民は不老不死なのだ。
そして、住民が20人ずつのチームを作り、対戦する。
そんな星から、今の将棋のコマだけが地球に誕生するまでの話。
★★★★★
この物語を読んでくださりありがとうございます。この話は小学5年生の時に書いたものなので、どうしても小学生向けの表現がありますが、ご了承ください🙏
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