第2話 イケメンなのかな?

目を貰ってから、俺の人生は、大きく変わった。


俺の目を見た周りの反応は大きく分けて2種類ある。


「スゲーカッコ良いじゃん、まるで日本人じゃないみたいだ」


「何処かの物語の主人公見たいだね…羨ましい」


こんな風に、カッコ良いと言ってくれる人間と…


「なにかの病気なの? ごめん気持ち悪いよ」


「獣みたいでキモイ…こっち見ないで!」


「蛇みたいで生理的にいや…あっゴメン」


という風に嫌う人間だ。


確かに一般的な黒目からいきなり金色の目に変わればこうなるよな。


どちらの気持ちも解らなくない。


実際に鏡を見た時に俺が思ったのも両方。


『カッコよい』と『ちょっと怖いよ』両方浮かび上がった。


だが、これは貰った物だ。


盲目で一生過ごすかも知れない。


そんな人生を救ってくれた閻魔様とお狐様に感謝の気持ちの方が強い。


俺は毎日、お稲荷様にお礼のお参りをしている。


閻魔様は?


そう思うかも知れないがお婆ちゃん曰く『仲介役がお稲荷様だから、司はお稲荷様にお参りすれば良いんじゃ…閻魔様との約束は婆ちゃんが守るし、お参りには儂がいくから』だそうだ。


なにやら俺に解らないルールがあるみたいだ。


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