シン・エッセイ

日本のアニメーションって……

　妄想劇場登場人物……

　ハリウッド界で表も裏も知り尽くし、アカデミー賞選定にも影響力があるハリウッド・老フィクサー……→フィ

　ハリウッド・コメつきバッタ→コメ

　脚本形式でお送りします。

　もちろん、架空の世界での、架空の人物達による架空の物語です。

　フィ：「ったく、ザコ脚本家やザコ俳優らがストなんかやりやがって、オレに儲けが回ってこねぇじゃねぇ〜かっ！」

　コメ：「まぁまぁ、彼らも生活がかかってますから、多めに見て下さいよ……」

　フィ：「撮影はストップするし、セレブ俳優は宣伝ツアーに行けないし、オレが裏で手をまわしてやってる案件も滞ってるし……あぁ、腹立つ！なんかオイシイ話ねぇ〜のかよ」

　コメ：「んじゃ、困った時のジャパンコンテンツですよ……ボクの知り合いの人が、いつもの調子でジャパンで流行ってたアニメをテキトーに実写化してそこそこ儲かったって言って、また新しい車買ったらしいですよ……」

　フィ：「あぁ、最近のさばってきたアイツか……ん〜ジャパンのねぇ〜、何度かアカデミー賞のアニメなんとか部門で付き合いでノミネートしてやったけど……それってオイシイのかよ……」

　コメ：「その人の話によると結構儲かるらしいですよ……そのアニメの実写化だって、散々改変して原作にないキャラ追加しても怒らないって言ってましたよ……彼いわく、ハリウッドって印籠つきつければ、喜んで尻尾振ってくるからあとはやりたい放題だって……どうです？ひとつ噛んでみませんか……詳しい人を紹介しますよ……」

　フィ：「ん〜っ、お前がそこまで言うんなら一回くらい噛んでみるか……いつだったか、ジャパンのなんかのアニメをアカデミー賞にノミネートした時、ジャパンのメディアにコメントしたことあったなぁ〜……なんかスッゲェ喜んで浮き足立ってだなぁ、彼ら……んまぁ、テキトーな社交辞令コメント言ってごまかしたけど……」

　コメ：「そんな事があったんすか……で、そのノミネートしたジャパンのアニメは賞を受賞したんですか？」

　フィ：「んなわけねぇ〜だろっ……偶然、そのインタビュー素材見たけど、言ってもいない事を通訳の忖度なのか知らねぇけど、ジャパンアニメーションフィルムってされてんのな……オレ、そんな事ひとことも言ってねぇんだけどな」

　コメ：「ほぅ……ではなんと？」

　フィ：「知りてぇか……？」

　コメ：「もったいぶらないで教えて下さいよぅ……その忖度の部分、なんて言ってたんですか？」

　フィ：「カートゥーン・フィルム……ジャパンのアニメなんて、そんなもんだろ……？」

　あ・く・ま・で、架空の世界の架空の設定の、架空の人物による物語です。

　今回は、ここまで。

　次回は……ここからの粘り腰……？

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　次作のモチベーションになります。