第6話

ねもい。

起きてライ○見てっと…

【通知121】

え?

ええ??

誰からだよ、こんなの…

【どうして構ってくれないの!?】

【ねぇ!!】

などなど…

これ全部、笠木からだ…

そんなかまちょだっけ?

【なんだよもう、笠木が関わるなって言ったんだろ?】

そう送った。

すぐに既読がついて、

【はぁ!?なんなの!?】

こっちがはぁ!?だよ…

もういいや。

しばらく無視しよ…

ねもいから今日はずっと寝てよ…

……

起きた。

とりあえず夕食買いに行く。

ガチャ

「円木!遅い!」

…は?

笠木今日家に来るっつった?

「あんたが誤解してるから説明しに来たの」

今頃言い訳?

「そもそもあの動画は私じゃない!」

んなわけねぇだろ?

もういいや、無視してコンビニ行こうっと…

「話聞いて!」

…。やだね

「ねぇ!!聞いてってば!」

もういいから。

笠木があの動画の人じゃなくてもついてくんな。

「え?な、なななんでよ…?」

なんでって、信用がもうないからだよ。

分かったなら帰れよ。

「分かった」

小さな声でそう言い残して笠木は帰っていった。

かまちょすぎる笠木にはちょうどいいぐらいだろ、そう思っていた。

本当はまだ笠木が諦めてないことを、その時の俺は知るよしも無かった。

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ちょっと付き合ってみたら彼女が軽すぎた(いろいろと) @0328aotaka

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