Fair & Cheating シーザーのメダル (女×女版)

Danzig

第1話


ナレーション:とあるカジノ

ナレーション:訳ありげな娘がルーレットに参加しているが、何故か負け続け・・・・

ナレーション:最後の勝負も負けてしまった。

ナレーション:落ち込む娘、チップを取り上げようとするディーラー

ナレーション:そこへ声をかける一人の女


ヴァネッサ:ちょっとまって、どうしてそれが黒(ノアール)なの?


ナレーション:しかし、ルーレットの玉は確かに黒(ノアール)の26に入っている


ヴァネッサ:あら、あなた達にはこれが黒(ノアール)の26に見えるのね?

ヴァネッサ:フフフ 可笑しいわねぇ


ヴァネッサ:でもね、ほらこうすると、赤(ルージュ)の30になるでしょ

ヴァネッサ:だ・か・ら、

ヴァネッサ:今の勝負、このお嬢さんの勝ちって訳ね


ナレーション:ルーレットを囲む客全員が殺気立ち、立ち上がろうとする


ヴァネッサ:騒がないで!

ヴァネッサ:じっとしてなさい


一瞬で全員が動かなくなる


ヴァネッサ:あなたはこれを持ってもうお帰りなさい


ナレーション:負けた金を娘に渡して帰らせる女

ナレーション:女にお辞儀をして帰る娘 娘を止めようとする男


ヴァネッサ:じっとしてなさいって言ってるでしょ!


ナレーション:振り返り、ディーラーを睨む女


ヴァネッサ:カジノが客とつるんで一人の娘をカモろうだなんて、どういう事かしら


ヴァネッサ:まぁ、誰をどうしようと私の知った事じゃないんだけど・・・

ヴァネッサ:イカサマはダメね

ヴァネッサ:ディーラーってのはね、腕で勝負するもんでしょ

ヴァネッサ:変な機械使わなきゃ勝てないんなら、ディーラーなんてやめちゃえば?


ナレーション:益々殺気立ち、懐に手を入れる男達


ヴァネッサ:あら、ここで引き金を引くのも悪くないんだけど

ヴァネッサ:そんな事したら、他のお客さんにイカサマがバレちゃうわよ。

ヴァネッサ:いいのかしら


戸惑うディーラーと客


ヴァネッサ:どう? あんた達もギャンブラーの端くれなら、この私と勝負してみない?

ヴァネッサ:さぁ、勝負するのはあなた? それともあなたかしら?


ヴァネッサ:どんな勝負でも、この私がお相手してあげるわよ




ナレーション:ひと騒動済んだ後、一人通路を歩く女

ナレーション:一人の女の前を通り過ぎる


カメリア:イカサマ・・・いいんじゃないかしら?


ヴァネッサ:え?


立ち止まる女


カメリア:お姉さん、強いのね、惚れ惚れしちゃうわ


ヴァネッサ:あなた・・・誰?


カメリア:フフフ

カメリア:私? 「イ・カ・サ・マ・師」


ヴァネッサ:まぁ、それで?

ヴァネッサ:あなたが私と勝負するの?


カメリア:いや、今日はやめておくわ

カメリア:今日のお姉さんは、ちょいと強そうだし、それに・・・


ヴァネッサ:それに?


カメリア:また近いうちに、お姉さんとは絡む事もあるでしょ

カメリア:二人が赤い糸で結ばれているならね


ヴァネッサ:まぁ、女のわりにはキザね

ヴァネッサ:でも、そういうの、嫌いじゃないわよ

ヴァネッサ:じゃ、私は行くわね


カメリア:ええ、ごきげんよう


立ち去ろうとする女


カメリア:あ、そうだ


ヴァネッサ:何?


立ち止まる女


カメリア:お近づきの記(しるし)に、お姉さんの名前を教えてもらえますか


ヴァネッサ:そうね・・・

ヴァネッサ:今度でいいんじゃないのかしら?

ヴァネッサ:赤い糸があるならね


カメリア:釣れないのね


苦笑いをするカメリア


ヴァネッサ:フフ じゃぁね


カメリア:ええ


立ち去る女、佇むカメリア



ナレーション:いわくのありそうな、一枚のメダルをかけて、ディッカー財団のエージェントと勝負をする事となったヴァネッサ

ナレーション:その打ち合わせの場所


ヴァネッサ:こっちはその条件でOKよ

ヴァネッサ:私が勝ったら約束通り、二度とこのメダルを狙わないで頂戴


ヴァネッサ:で、私の相手をするのは誰かしら?


ナレーション:エージェントの後ろから女が現れる


カメリア:私よ


ヴァネッサ:あら、あなたは確か・・・


カメリア:こんにちは、お姉さん

カメリア:やっぱりまた会えましたね


ヴァネッサ:そうみたいね


カメリア:お姉さんとは、またお会いできると思ってたわ


ヴァネッサ:そう?

ヴァネッサ:私は思ってなかったけど


カメリア:そんな釣れない事言わないでよ

カメリア:何の因果か、こんな形になっちゃったけど、やっぱり赤い糸はあるのねぇ


ヴァネッサ:あなた、ディッカー財団の人だったの?


カメリア:いや、そうじゃないわ

カメリア:私は何処にも属しちゃいないの


カメリア:ただね、この組織に、ちょっとした借りが出来ちゃってね。

カメリア:今回だけ、普段はやらない「代打ち」を引き受けちゃったって訳


ヴァネッサ:ふーん、そうなの

ヴァネッサ:ところであなた、この勝負がどんな勝負か知ってるの?


カメリア:ええ、この人達から聞いたわ。

カメリア:何やら、とんでもない秘密が隠されたメダルってやつを賭けるって。


ヴァネッサ:・・・


カメリア:なんでも、「シーザーのメダル」とか言って、

カメリア:20枚集めて、満月の夜に台座の上に並べれば、古代ローマの莫大な財宝の在り処が示されるって話なんですって?


ヴァネッサ:知ってたの・・・


カメリア:でも、私はそんな「おとぎ話」みたいな話は信じないし、財宝ってのにも興味ないけどね・・・


ヴァネッサ:あなた達にとってはそうかもしれないけど、

ヴァネッサ:このメダルはね、小さな村の教会の持ち物で、そこの村の人達が長い間ずっと大切にしてきたものなの

ヴァネッサ:言わば村の宝なのよ。

ヴァネッサ:変な財宝なんかと一緒にしないで


カメリア:そうだったの、それは知らなかったわ


ヴァネッサ:そう、じゃあなたにとって、この勝ち負けはどうでもいいのね。


ヴァネッサ:でも、私にとっては負ける訳にはいかない勝負なの。


カメリア:なるほど


ヴァネッサ:もしあなたが負けてくれるなら、赤い糸ってのを信じてあげてもいいけどね


カメリア:お! それは楽しそうな話ね


ヴァネッサ:でしょ、 どう?


カメリア:でもね、お姉さん、

カメリア:色気や正義を勝負に持ち込む程、もう私もウブじゃないのよ。


ヴァネッサ:まぁ


カメリア:それに、今回の代打ちで私が負けたら、私はこの人達に殺されるの。

カメリア:私にとっても、負ける訳にはいかない勝負なのよ

カメリア:だから、その村の人には悪いけど・・・


カメリア:手加減は無しよ


ヴァネッサ:・・・・そう・・わかったわ


一瞬緊張した空気が流れる


カメリア:そうそう、

カメリア:メダルを集めるといえば、カルダスヘーゼの物語を思い出すわね


ヴァネッサ:え?

ヴァネッサ:カルダスヘーゼ?


カメリア:小さいころ好きだったのよね

カメリア:村の人達に「ラ・ルース」のご加護があらんことを・・・なんちゃって、フフフ


ヴァネッサ:勝負の前に呑気なものね


カメリア:あ、そうだ

カメリア:勝負の前にお姉さんの名前を教えてよ

カメリア:まだ教えて貰ってなかったわよね。


ヴァネッサ:どうしてあなたなんかに教えなきゃ・・・

カメリア:これが最後になるかもしれないし


ヴァネッサの言葉を遮るように真剣な声で言うカメリア


ヴァネッサ:・・・そ、そういうのって、あなたの方から名乗るもんじゃないの?


カメリア:そうよね、これは失礼

カメリア:私の名前はカメリア、カメリア・コールドウェル、以後、お見知りおきを


ヴァネッサ:私は・・・ヴァネッサ、ヴァネッサ・ヴォルテーヌよ


カメリア:ヴァネッサか、よろしくねヴァネッサ


少し見つめ合う二人


カメリア:さぁ、あんた達、今日はもう、これでいいでしょ?

カメリア:私は帰るわ


財団の面子に促し背中を向けるカメリア


去りながら


カメリア:じゃ、ヴァネッサ、3日後に決戦の場で、また会いましょ


ヴァネッサ:変な女・・・調子狂っちゃうわね



カメリア:ハァイ、ヴァネッサ、今日はよろしくね


ヴァネッサ:気安く呼ばないで


カメリア:相変わらず釣れないのね


カメリア:ヴァネッサ、あなたとはもっと違う形で勝負をしてみたかったわ

カメリア:でもまぁこれも何かの縁ね、お互い負けられない勝負なら、どっちが勝っても文句は無しで行きましょ


ヴァネッサ:ええ、いいわ。どうせ、お互い負けるつもりなんてないんだし


カメリア:それは、どうかな


ヴァネッサ:え?


ナレーション:銃を抜くエージェント


カメリア:ちょっと、ちょっと! 私は今ヴァネッサと話をしてるのよ、横から汚い拳銃なんて出さないで


カメリア:心配しなくても、私は負けないわよ。つまらない事で、いちいち話に水を差さないでちょうだい


ヴァネッサ:あら、随分な自信ね


カメリア:まぁ、ちょっとした理由があってね


ヴァネッサ:聞きたいわね、その理由を


カメリア:フフ、大した事じゃないのよ


ヴァネッサ:だから、何よ


カメリア:それは、あなたが女って事よ。私は女には負けないの


ヴァネッサ:あら以外ね、女をバカにするような人には見えなかったけど


カメリア:いや、そういう事じゃないのよ


ヴァネッサ:じゃ、どうして?


カメリア:いや、別に、大した事じゃないんだけど


カメリア:勝利の神様って、女神と相場が決まってるのよ

カメリア:私はそういう女に意外とモテるのよ


ヴァネッサ:まぁ、バカみたい


カメリア:フフフ、意外とバカにならないものよ

カメリア:じゃ、勝負と行きましょ


ヴァネッサ:わかったわ


ヴァネッサ:もう一度、ルールを確認するわ

ヴァネッサ:勝負はこちらの要求通り、ルーレット、お互いが交互にディーラーとプレイヤーになって5番勝負

ヴァネッサ:5回終わった時点でチップの多い方が勝ち

ヴァネッサ:それで、いいわね


カメリア:ええ、いいわ

カメリア:それと、こっちからも条件があるって言ってたわね


ヴァネッサ:何よ、条件って


カメリア:ディーラーが先にボールを投げる事

カメリア:プレイヤーは、ディーラーがボールを投げたあと、ボールが落ちる前にチップを賭ける事、だって


ヴァネッサ:え?


カメリア:イカサマ防止よ

カメリア:なんでも、凄腕のディーラーは、自分の好きな目にボールを入れられるんですってね

カメリア:だから、チップを賭けた後じゃ、外されちゃうんだって


ヴァネッサ:そ、そう・・

ヴァネッサ:こっちはそれでいいわ


カメリア:OK、じゃ始めましょ


ゲームが進む


黒服:ノワール35


カメリア:ちょっとちょっと

ヴァネッサ:幸先いいわね


黒服:ノワール17


カメリア:また?

ヴァネッサ:おあいにく様

カメリア:もう・・・


黒服:ルージュ23


カメリア:ホントに?

ヴァネッサ:悪いわね

カメリア:勘弁してよ


ヴァネッサ:大分差がついちゃったかしら

ヴァネッサ:次、あなたの最後のディーラーね

ヴァネッサ:ここで私が当てれば、逆転も出来なくなっちゃうわね


カメリア:そうならない事を祈ってるわ


カメリア:じゃ行くわね


ナレーション:カメリアがボールを投げ入れる。


ヴァネッサ:私はノワールにマックスベット


ウィールにボールが落ちる


カメリア:ノ、ノワールの15・・


ヴァネッサ:悪いわね

ヴァネッサ:これで、あなたの最後の勝負は、インサイドベットするしかなくなっちゃたわね


カメリア:ええ、そうみたいね


ヴァネッサ:じゃ私の最後のディーラーね

ヴァネッサ:行くわよ、いい?


カメリア:ええ、いいわ


ヴァネッサ:どうしたの、心なしか元気がないみたいだけど


カメリア:そんな事ないわよ


ヴァネッサ:そんな顔してたんじゃ、女神だって微笑んでくれないわよ

ヴァネッサ:じゃ行くわよ


カメリア:ええ


ナレーション:ヴァネッサがボールを投げ入れる。


ヴァネッサ:どうしたの?

ヴァネッサ:早く賭けないとウィールにボールが落ちちゃうわよ


カメリア:・・・


ヴァネッサ:考えたって分かるわけないじゃない

ヴァネッサ:あなたの勝利の女神よりも、ラ・ルースのご加護の方が大きかったみたいね フフフ


ナレーション:回るボールを見ながら、カメリアが宣言する


カメリア:ルージュの5よ、ルージュの5にマックスベット


ナレーション:そしてボールが落ちる


ヴァネッサ:ル、ルージュの5・・


カメリア:悪いわねヴァネッサ

カメリア:やっぱり女神にはモテるみたい


ヴァネッサ:そうみたいね

ヴァネッサ:あぁーあ、負けたわ


カメリア:じゃ約束通り、恨みっこなしで


ヴァネッサ:ええ、いいわ



カメリア:これで私の役目は終わりね、後はあなた達の好きにしなさい。じゃ私は帰るわ


カメリア:じゃぁねヴァネッサ、またどこかで会いましょ



ナレーション:とあるバー

ナレーション:ヴァネッサがカウンターで酒を飲んでいる。


ヴァネッサ:マスターおかわり


ナレーション:ふてくされ気味に、呑んでいるヴァネッサ

ナレーション:そこへ一人の女が近寄ってくる


カメリア:ハァイ、ヴァネッサ


ヴァネッサ:あぁ、カメリア


カメリア:ここだって聞いてね

カメリア:隣いい?


ヴァネッサ:どうぞ

ヴァネッサ:やだって言ったって座るんでしょ?


カメリア:フフ、じゃぁ失礼して


席に座るカメリア


カメリア:マスター、マティーニ


ナレーション:マティーニが出されるが、カメリアは口にしない


カメリア:機嫌悪いじゃないの


ヴァネッサ:そりゃね


カメリア:今日はお疲れさま、

カメリア:いやぁ首の皮が繋がったわ、良かった良かった


ヴァネッサ:私の負けは高く付くわよ


カメリア:分かってるわよ

カメリア:はい、お土産


メダルを台の上に置くカメリア


ヴァネッサ:メダル?


カメリア:ええ、ディッカーのコレクションの中の一枚を偽物とすり替えて来たの


ヴァネッサ:村のものとは違うのよね?


カメリア:だけどまぁ、形は同じだから、これで勘弁してよ

カメリア:村のメダルをすり替えると、もし彼らが偽物だと気づいた時に、村が危なくなるから

カメリア:村のメダルは、彼らが持っていた方が平和なのよ


ヴァネッサ:まぁ、それもそうね、いいわ、ありがとう

ヴァネッサ:きっと村の人達も喜ぶと思うわ


カメリア:これで貸し借りなし・・・


ヴァネッサ:んなわけないじゃない


カメリア:あぁ・・やっぱり?


ヴァネッサ:当たり前じゃない、勝ちを譲ってあげたんだから


カメリア:でも、あそこでヴァネッサが勝ったって、彼らは今度は力ずくでメダルを奪うわよ


ヴァネッサ:それはそうだけど


カメリア:だからね、もうそれでいいじゃない


ヴァネッサ:・・・考えとくわ


カメリア:でも、よく気づいてくれたね


ヴァネッサ:そりゃそうよ、

ヴァネッサ:カルダスヘーゼの物語は、メダルなんて集めないじゃない


ヴァネッサ:これが最後になるかもしれないからって、信頼の証に主人公が自分の本当の名前を教えるんでしょ


カメリア:で、女の子もそれに答えて、自分の本当の名前を教える


ヴァネッサ:そういう物語でしょ

ヴァネッサ:私も小さい頃好きだったのよねぇ


カメリア:そうだったの、いい話だもんね

カメリア:ルージュの5もラ・ルースの5つの紋章からでしょ?


ヴァネッサ:ええ、勿論

ヴァネッサ:あと、物語は主人公が魔人のしもべになったふりをして、魔人の館から力の宝玉を盗み出すのよね。

ヴァネッサ:そこもなんか、今回と似てるわね


カメリア:そうよね


ヴァネッサ:あ、そうだ!


カメリア:え? どうしたの?


ヴァネッサ:カルダスヘーゼの物語って、確か主人公は女の子の事が大好きだったのよね

ヴァネッサ:あなたもひょっとして、私に惚れちゃったの?


カメリア:いやぁ、流石にそこまでは・・ははは

カメリア:私は、純真無垢(じゅんしんむく)なイケメンが好みだから


ヴァネッサ:あら、意外と面倒くさい女なのね


カメリア:フフフ まぁそんな事はおいといて

カメリア:私達、案外、いいコンビになれるんじゃない?


ヴァネッサ:どうだか

ヴァネッサ:まぁ、あなた次第ね


カメリア:やっぱり、手ごわいわね


ヴァネッサ:フフフフフ


カメリア:フフフフ


カメリア:それじゃ、まぁ

カメリア:これからもよろしくね、ヴァネッサ


ヴァネッサ:ええ、いいわ


乾杯をする二人


ヴァネッサ:でも、慣れ合いはイヤよ


カメリア:分かってるわよ、なんたって私は純真無垢な・・・


ヴァネッサ:もういいわよ、しつこいわね


カメリア:フフフ


ヴァネッサ:フフフ


カメリア:でもさ、あのとき、もしも私がルージュの5じゃなくて、それ以外に賭けてたらどうなってたの?


ヴァネッサ:そんな鈍い子なら、奴らにハチの巣にされちゃえばいいと思ったし


カメリア:ちょっとぉ、冗談でしょ

カメリア:危ない、危ない


ヴァネッサ:今頃、どこかの港に沈んでたかもね


カメリア:勘弁してよ


ヴァネッサ:フフフ、あの時のカメリアの元気のない顔、

ヴァネッサ:隠しカメラか何かで、写真にでも取っておけばよかったかしらね


カメリア:フフフ、そいつはいいわね


ヴァネッサ:フフフフ

カメリア:フフフフ


楽しい雰囲気をかもし出しながら終了


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