忌み子は生きてていいと言われたい

@tyagasiya

第1話 たすけて

「ぅっ……!」

 腹に衝撃が走る。笑い声がする。いつものことだ、何故なら自分は、私は無能で忌み子だから…だから仕方のないことなんだ。そうでも思わなきゃ私が壊れるから。

「おいおい、なんか言ったらどうなんだぁ。でなきゃこっちが面白くねぇんだよ!」

 今度は頬に鈍い痛みが来る。

 でも、誰かおしえてよ…何もしてないのにどうしてこんなに苦しまなきゃいけないの?どうしてこんな奴等にオモチャにされなきゃいけないの?どうして私は忌み子なの?どうして?どうして?どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして、どうして誰も助けてくれないの?なんで…

「チッ、何も言わねぇ。ゴミのくせに、ゴミはゴミらしく俺等を楽しませりゃいいんだよ。」

「なんかシラけた行こ?」

「あぁ」

 あいつ等は生きてるの?

 あいつ等は死なないの?

 ワタシがあいつ等を殺せば幸せになれるかな?

何かが壊れる音がする。いや、もっと前から壊れていたのかもしれない。

 (そうだぁ、殺せばいいんだぁ

 あはは…アハハハハハハハハ!!)

ただそれが明確になった。それだけのこと。

 (それならすぐに殺さないと)

「ンフフっ」

「ァ゙ぁ?なに笑ってんだよ?」

 あれ?つい口から声が漏れちゃったみたい。反省反省。でも、近づいてくれるなら好都合っ。

「おい!俺がわざわざ聞いてやってんだから答え………何だよそれ…」

「ヒッ!」

 アイツ等が怯えてる?ワタシが変?どうでもいい。

「何言ってるかぁ、ワカンナイなぁ。」

 だから、さっさと殺そ

 ワタシから今度は近づく。一歩また一歩と。

「やめろ…それ以上近づくな化け物ッ!!」

「来ないで!」

 走って逃げようとする。でも、脚が震えてうまく動けていない。

 そして、目の前に行き無造作に二人を殴り飛ばす。

「あったかぁい」

 そうして手についた血を眺めていると足音が近づいてくる。

 騒ぎを聞きツケて他の奴らが来たのカモシれない。そうして警戒を強くすると同時に思う。どうせミンなコロスつもりだし好都合だとも。

 そこからはただの作業だった。ヒトを殺すのを愉しんでいたのに途中からはただの作業で飽きて来た。

「こレで全員かなァ?」

 また一人を肉塊にしながら言う。記憶しているヤツは全員殺った。元より小さな集落だ、漏れているヤツは居ないはず。

 そう思っていたのに足音がする。それもすぐ後ろに居る気配がする。

「お前はなんだ?」

 声が聴こえる。知らない声が。

「キミはダ…レ」

 意識が朦朧としてくる。振り向こうにも身体が動かない。

「質問してるのはこっちなんだが?」

「ワタシノ名…前は」

 身体が倒れる。霞む目でゆっくりと迫る地面が見える。なん…で

「せめて質問にはちゃんと答えてから倒れろよ」

 苦笑気味に言う

「まぁ、生身で魔法もなしにあれだけの力を使えば無理もないか。だが、なぜあれ程の力が…ん?」

 思わず考えをやめる。

 黒だった髪が白になっていくのが見える。

「特異体質の類か。だとしてもアタシにはわからないね。後で専門的なやつにそれとなく聞いてみるかね」

 たった今目の前で白い髪になった少女?を担ぎながら言う。

「たすけ…て」

「寝言か?人をあれだけ殺しておいて助けてとはね。事情は起きたら聞くか」

 まぁ、そのためには適当に休めるとこでも探すかね。

 そんなことを考えながら歩く。



えぇ、初めまして!ローマ字間違えてる気のする茶菓子屋です!初めて小説を書いてみたんですが、これ思ってた以上に難しくない!?皆さんこれどうやって書いてるんです?それが気になって夜しか眠れません。

雑談はほどほどにして、正直に言います。これ多分支離滅裂です。だって、無計画行き当たりばったりで書きましたから!ドヤッ とまぁ、こんな感じなので続きを書くかも、書いてもいつなのかも決まってませんのでできれば暖かい目で見てください。オネガイシマス。では、次回があればまた次回!



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