【スペルビア】調査班による公開情報

超万能培養細胞ハピリス

→培養細胞の成分を自由自在に変化させることが可能で、食糧問題を解決する培養肉は勿論、加工次第ではあらゆる物の再現が可能

→建築物や家具などに使う際には黒く硬質化しており、目を凝らしてみれば薄っすらと赤い脈の様なモノが走っている。


生成炉心エクスビボ

急激な人口増加によって齎された食糧難と資源難の際、人類生存の未来を託すために世界最高機関V5が建設した超巨大培養器

→二千平方キロメートルほどの無人島の中心に天高く伸びる全長三キロに及ぶ

→超万能培養細胞を生み出す、この世界に欠かせないモノ。

→生成炉心があることで人類は生存出来ている。


生成炉心都市レケンティス

→生成炉心がある島で暮らす人々が作った都市

→農業関係の企業が沢山あり自然関係の労働者や元王族などの超上流階級者が住んでいる


新生培養大陸ペタフロート

生成炉心都市レケンティスから、五百キロメートル離れた先に造られた四千平方キロメートルの肉の大地。

→海の底に向かって伸びる何本もの肉の柱を海底と連結させることで決して崩れない地面が完成された。


新成国家オアシス

→『五つ』あり、エイジア・ローシャン区、アーリヤ区、ユーノミア区、オルセル区、フロイセン区でV5に任命されたC機関の最高権力者5人がそれぞれの各区で分割統治を行っている。

→上流階級から下流階級までの一般人が安定して平穏な生活を送れる場所。


灰塵都市スクルータ

新成培養大陸ペタフロートの誕生以来、最古の街として大陸の端側にある街。

新成国家オアシスエイジア・ローシャン区の中央都から外れ、落伍者たちのスラム街。

→閉鎖された三番街を含めて合計五つの街があり、三番街はC機関の秘匿研究所があった。

→建造物などは基本的にヒビが入っていたりと古め。出回る商品はそのほとんどが新成国家オアシスから降りてくるオンボロの型落ち品。


【V5】

→世界最高機関。

→生成炉心都市の統治し、世界の決定権を担っている。


【C機関】

→V5が指揮するシンクタンク。

→新成国家・灰塵都市の治安維持や人類生存の研究、生活用品の開発など幅広い活躍を見せる世界組織。

→新成国家以下にあるあらゆる企業などは全てC機関の管理下。


免疫接種イミュニティ

新生培養大陸ペタフロートの寿命の劣化を防ぐために造られた細胞活性の薬品

→簡単に言えば栄養の塊で、大地に効果はなくとも人体に打ち込むことで健康的な体の維持が出来る。


【リバース・アクト】

クリス・ウォーカーのレポートを元に、C機関の秘匿研究所が実行していた『大地の再生計画』

→【免疫接種】の改造・クローン体に施す免疫獲得の人体実験など倫理観は問わない。

→その惨憺たる実験の結果、誕生したのが奇跡の人間『キソラ』


【第一次腐蝕事変】

C機関秘匿研究所の横暴を止める為にクリス派が対立した結果、起きた『人災』

→『黒い胞子』が散布され、あらゆるモノを腐蝕させた災厄

→発生源となった三番街はC機関によって閉鎖されている。


【スペルビア】

クリスの娘、アステリア・ウォーカーをボスに据えたレジスタンス

→クリスが掲げていた世界救済の意志を継ぎ、大地の寿命を止め世界救済を行う組織。

→C機関に虐げられた者や捨てられた子、クリス派、復讐者などの集まり。


L・A・Rラル

Locas・Anima・Release

→ウォーカー・レポートを元に改造されたイミュニティ。

→細胞活性の出力が桁違いで、細胞の劣化を防ぐことができる。

→しかしその代償は大きく、限界時間が訪れると一瞬で細胞が破壊され、腐蝕速度が跳ね上がる。

→完成版だと大地の寿命の回復が可能となる(C機関では未完成)

→人体に打ち込み、適合(腐食に対する免疫耐性)したら人間の能力が拡張される(身体能力の強化・再生能力・腐蝕への適合)

→適合しなければ身が千切れそうになるほどの痛みの後に死に至る

『覚醒』

→適合の第二段階。生存本能の活性化により、脳が解放され超常的な能力を獲得できる

→体内電気を操ることで電気操作、もしくは発火操作など


【Kシリーズ】

キョウカのクローン体にL・A・Rと腐蝕細胞を注入し、細胞の腐蝕と再生を繰り返すことで免疫を獲得しようとした人体実験

→数千に及ぶ中のうち唯一の成功例が【キソラ】


【コロージョン】

第一次腐蝕事変を元にC機関が開発した兵器。

→L・A・Rの活性化の指向性を腐蝕の原因たる微生物に定めることによって、恣意的な腐蝕を起こせる。

→黒い胞子となって散布され、触れたモノを腐蝕させる。


【腐蝕弾】

腐蝕細胞を利用して作った特殊な弾。C機関治安部隊が持つ一撃必殺の兵器。


【|培養器《クルトゥラ】

超万能培養細胞を家庭で利用できる超小型のエクスビボ

→培養肉の生成は勿論、3Dプリンターの様な役割を持つ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る