【まさかの】お前の故郷見せてください【展開】 Part6
134:聖女 月火の年/6/2 10:17:59
骨があちこちで組み立てられていくのをぼーっと見ていたら兄がひそひそ話をしてきた
兄「あの、聖女さん。その……大丈夫かなって不安なんですが……」
私「何がですか?」
兄「今は動けないけれど、動くことができるようになったら、ボクら襲われるんじゃ……?」
なるほどね
135:王都の名無しさん 月火の年/6/2 10:20:12
なるほどね
136:緑都の名無しさん 月火の年/6/2 10:21:43
兄貴かしこいじゃん。えらい
137:王都の名無しさん 月火の年/6/2 10:24:18
なるほど?
138:王都の学者さん 月火の年/6/2 10:26:31
もちろん対策は考えているんだよな?
139:王都の名無しさん 月火の年/6/2 10:28:59
絶対考えてない 賭けてもいい
140:岸都の名無しさん 月火の年/6/2 10:30:59
むしろ考えてこういうことしているのかと
141:王都の名無しさん 月火の年/6/2 10:33:09
兄は危機管理能力があるんだな
言うのおせーけど
142:崖都の名無しさん 月火の年/6/2 10:35:49
どうするんです!?
143:王都の名無しさん 月火の年/6/2 10:38:00
聖女と僧侶おるしいけるやろ(過剰な期待)
144:緑都の名無しさん 月火の年/6/2 10:40:21
いざとなったら聖女を囮に逃げてもらって……
145:聖女 月火の年/6/2 10:42:20
本当に考えてなかったんだけどそうなった場合どうすればいいの?
146:王都の名無しさん 月火の年/6/2 10:43:55
>>1
マジかお前!?
147:水都の名無しさん 月火の年/6/2 10:45:29
王子と王女になにかあったら戦争だぞ
148:王都の名無しさん 月火の年/6/2 10:48:06
骨vs海で戦争ってどうやるんだ?
149:魔都の名無しさん 月火の年/6/2 10:49:40
今のうちにそれとなく種族聞いたほうがいいと思う
骨だけで生きている種族っている?
150:王都の名無しさん 月火の年/6/2 10:51:46
うんこしてくる
151:王都の名無しさん 月火の年/6/2 10:54:15
>>1
なんかあったらいつものように安価出すしかない
152:王都の学者さん 月火の年/6/2 10:56:44
骨だけで生きているっていうのがまずなんなんだって思う
153:王都の名無しさん 月火の年/6/2 10:59:20
死体が喋ってる
154:崖都の名無しさん 月火の年/6/2 11:01:40
もしかして死霊術師!?
怖い話だとよく出てくるけど本当にいるのか?
155:王都の名無しさん 月火の年/6/2 11:03:41
え、やだよ。この流れでマジで死霊術師が出てきちゃうんじゃない?
156:王都の名無しさん 月火の年/6/2 11:05:58
ストレートに聞いてみれば?
「死霊術師によって操られているんですか?」って
157:王都の名無しさん 月火の年/6/2 11:07:36
>>156
ちょっとストレートすぎない?
158:王都の名無しさん 月火の年/6/2 11:09:13
怒らせるだろその質問は!
159:水都の名無しさん 月火の年/6/2 11:11:41
もうすこし遠回しに聞いたほうが安全だと思うんだよなあ
160:王都の学者さん 月火の年/6/2 11:13:13
>>156
その問いはあまりよくない
死者を冒涜する禁術だからどこでも重い罪だと思うし、そういう人たちは常に自分の正体を隠そうとしている。
暴かれそうになったらまず戦闘にはなるだろうな
161:王都の名無しさん 月火の年/6/2 11:14:50
極めて生命に対して冒涜的な魔法ってことぉ!?
162:王都の名無しさん 月火の年/6/2 11:16:49
冒涜的ではあるだろ!
163:田舎の名無しさん 月火の年/6/2 11:19:12
冒涜的なんだよなあ
164:聖女 月火の年/6/2 11:21:01
僧侶はダーリンとハニーたちが敵になる可能性も考えていたっぽい
万が一の場合に戦闘か逃走どちらにするか聞かれて逃走と答えた
どうしようもなくなったら戦闘
どんな攻撃が入るかまったくもって分からんが……
全員分の骨が組み終わる中、ドクロだけは頭の骨だけだった。どうやらデスサクラに攫われている途中で失くしてしまったらしい
ハニー「ありがとうございました! やっぱり身体があるのはすばらしいですねえ」
僧侶「ははは、良かったです。しかし少々風通しが良すぎる様子ですが、肉などはいずこにあるのですか?」
アウトかセーフでいったらアウトなのでは?
ドクロ「いやお恥ずかしい。ずいぶん前に肉は腐り落ちてしまったのですよ」
僧侶「おや、肉は元々あったのですね?」
ハニー「ええ! わたしたち、ヒトだったの」
20人の骸骨がこちらに近づいてくる
悪い夢みたいだ
165:王都の名無しさん 月火の年/6/2 11:23:29
夢ならばどれだけ良かったことか
166:緑都の名無しさん 月火の年/6/2 11:24:25
ウェッ
167:王都の名無しさん 月火の年/6/2 11:27:01
僧侶は戦闘慣れしているのかね?
懸念していたならさっさと言えよって思うが、逆になにも考えていないとは僧侶側も思っていなかったのかもな
168:岸都の名無しさん 月火の年/6/2 11:28:48
「ヒトだった」ということは、今の状態を理解はしているんだな
169:崖都の名無しさん 月火の年/6/2 11:30:26
残念! 悪い夢ではなく現実です
170:王都の名無しさん 月火の年/6/2 11:32:15
僧侶の踏み込んで聞いていくスタイルひやひやする
171:王都の名無しさん 月火の年/6/2 11:34:39
ヒトだったのか・・・
172:王都の名無しさん 月火の年/6/2 11:37:00
風通しが良いって聞き方ちょっと笑った
たしかにそうなんだけども
173:終焉の白幻想 月火の年/6/2 11:38:57
なんで骨たちが集まってきているんだ……
174:聖女 月火の年/6/2 11:40:28
まさかここで聞くとは思わなかった単語が出てきたな
ちょっとまとめるから待て
175:王都の名無しさん 月火の年/6/2 11:42:44
?
176:王都の名無しさん 月火の年/6/2 11:44:34
わたし待つわ
177:王都の名無しさん 月火の年/6/2 11:47:03
いつまでも待つわ
178:王都の名無しさん 月火の年/6/2 11:49:37
そして200年の時が過ぎた・・・
179:緑都の名無しさん 月火の年/6/2 11:51:17
ひとびとは子を産み、育て、死んでいった
180:王都の名無しさん 月火の年/6/2 11:53:12
まず子の前に相手がいないだろお前ら
181:王都の名無しさん 月火の年/6/2 11:54:33
>>180
は?
友達いなさそうだなお前
182:緑都の名無しさん 月火の年/6/2 11:56:04
傷の舐めあいは止めな! 不毛だから!!!!!11!!!!
183:王都の名無しさん 月火の年/6/2 11:57:40
俺の髪の毛が無いって話してる!?!?!?!?
184:王都の名無しさん 月火の年/6/2 11:59:22
あーあーめちゃくちゃだよ
185:王都の名無しさん 月火の年/6/2 12:01:04
うっせーぞハゲども!
186:聖女 月火の年/6/2 12:03:26
もとはここからかなり離れた国に住んでいた人たちだったらしい
魔法の研究を国を挙げて行うほど魔法学に熱心な土地で、ダーリン&ハニーも研究職についていたとか
ある時、突然高濃度の魔力が暴走して国が崩壊、国民たちも巻き込まれて死亡した
……はずが、何人かはいわゆるゾンビ状態で生き残ったんだって
(ゾンビが生き残ったという表現に当てはまるかは置いといて)
そこからあまり覚えていないけど気づいたらこの町にたどり着いた
「すでに廃墟だったのか、それとも我々が食べてしまったのかは分からない」とドクロは話している
この町で余生を送っていくつもりでいたけど、デスサクラの移動ルートに巻き込まれてこんなことになってしまった
――そういう経緯があったとのこと
金草の年と言ってるからだいぶ前だ
それこそ勇者と初代聖女の時代
187:王都の名無しさん 月火の年/6/2 12:06:22
死霊術師は関わってないんだね
関わってないのにこれ!?
188:王都の名無しさん 月火の年/6/2 12:07:25
「元の住民は食べたかも…」となってるの怖すぎる
189:魔都の名無しさん 月火の年/6/2 12:10:03
高濃度の魔法?
190:王都の研究員さん 月火の年/6/2 12:12:42
うーん……。
本来は偶発的な事故だったけど、何らかの形で死霊術になって蘇ったのかな?
191:王都の名無しさん 月火の年/6/2 12:14:18
金草の年!?
昔々のさらに昔じゃねーか
192:緑都の名無しさん 月火の年/6/2 12:16:33
で、「まさか聞くとは思わなかった」モノとは?
193:王都の名無しさん 月火の年/6/2 12:18:12
高濃度の魔力は触れたらひとによっては即死だから気をつけよう!
194:崖都の名無しさん 月火の年/6/2 12:19:50
仮に死霊術師のせいとして、期限は術をかけた奴の死亡までだろ?
もしかしてまだ死霊術師が生きてるの?
195:聖女 月火の年/6/2 12:21:51
ドクロ「私達の国の方角はあちらだ」
指し示された先は、私が行かなくてはと感じている方向と同じだった
ドクロ「なんらかのきっかけで死霊術もどきがかけられたとして――我々がいまだここにあるということは、あとは分かるだろう?」
僧侶「術者は今も存在している? 何百年も前から、今この瞬間まで?」
ドクロ「そのとおり」
私「待ってください。あなたたちは、術者が誰かを分かっている。そうですね?」
ドクロ「……名はとうに忘れた。しかし、今、あの存在がどう呼ばれているかは知っている」
『魔王』、と
彼はそう言った
196:王都の名無しさん 月火の年/6/2 12:24:00
え?
197:王都の名無しさん 月火の年/6/2 12:26:36
ほえ?
198:王都の名無しさん 月火の年/6/2 12:29:15
はわわっ
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