ゾクッとする物語

 1000文字の短編というのは初心者でも書ける。しかし、それが初心者ではなく、小説を書くことにある程度慣れている人にとっては意外と難しい。
 1000文字縛りっていうのはその短い文章の中で構成をどうするかっていうのを考えないといけない。その為、「長編を書けないから」とかやむを得ない理由がないと、短編を書こうとはあまり思わないんだね。
 そんな中、こうして自ら縛りをしていること自体、賞賛に値する。
 さて、本編の話に入るけど、意味が分かると怖い話と言っている通り、確かにゾクっとする内容だった。
 僕もオカルト系だから似ているんじゃないかーって思ったけど、「怪物が現れて見た目が怖い!」といったものではなくて、「意味が分かると怖い話」ってなると、その内容はかなり変わってくる。
 オカルト作家のくせに恥ずかしいとは思うけど、こういったジャンルのホラーは僕にはなかなか書けない。その分、こんな作品を書ける人は尊敬するよ。

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