inside story 17 新訳制作のあれこれ、これからのあれこれ

あくまで本編を読んだ人への言い訳みたいなものですので、本編を読んでない方は、本編を読んで頂きたいと思います。

今回はあまり人気の出ない、クリエイターズカット版/新訳版(Life Re:シリーズ)のアレコレを書いていきたいと思います。(2回目)


まず、1/3を描き下ろしにして、14話+Append15話を9+描き下ろし1話の10話にした理由は、単純に某サイトでの公開を視野に入れていて、話数に小数点を入れるのは、2部(現連載ではポリヘドラな日常)にしたかったという理由です。

結果、Appendだけはどうしても改番できないため、26話+アペンド4話という構成になりましたが、キレイに30話で見せるためです。意図的にそうした感じです。


話の順番の改編や細かいディティールの違いですが、例えば原版では2話はショッピングデート回だったわけですけど、新訳版では3話+2話と言ったように、同じ話で読み進めても、順番が変わって、内容を同じに読んでほしくなかったということもあります。

新訳だったのは、エヴァみたいに完全に違うものを作るという意志はなかったから、新訳版がしっくり来るかなと思いました。


で、某所では、そちらをSeason1として、ポリヘドラな日常というサブタイトルが堂々のタイトルとなってしまう珍事が起きました。これは真面目に考えてなかったです。


あとは、意図してAppend 15の短編を書いた理由として、これも新訳版の一環で、こういう失恋を体験してるんだと主人公サイドで見せたかったというのがあります。これに関しては今後の伏線も入れておきました。ちょうどいいから突っ込んでおくかと言う程度ですけど、後々見たらこの設定は使えると思って、入れてみました。と、言っても、今後それに当たるエピソードがないわけでもないので、一応そういうシリーズモノなんですよという感じにしちゃいました。


本音を言えば、新訳版ではなく、リメイク版を書きたかったのです。

ただ、リメイク版を思いついたときには、当初は1~3話のみで終わりにするつもりだったんですけど、意外にも4話のPVが結構あったんですね。それがちょっとちらついたときに、4話を活かしつつという形を考えて、じゃあ、どうすべき?と考えてました。で、結論として本編ルートでは4話は存在するが、新訳版ルートでは4話に相当する出来事は起こっているが、文字起こしされることがなかったという解釈にしています。新訳版で描き下ろした合鍵話とかは、本編では書かれていないですが、少なくとも起こっていた出来事だったと思うので、実際のところ、本編と新訳編を足していくつかAppendを引いてあげれば、完成するかなと思っています。

合鍵を作る3.5話なんかは、本来作っておかないと駄目な回なんでしょうけどね。それと、Life Re:11には前日談が存在していて、これは今後のAppend 51で掲載される予定です。


読み方は自由で構わないかなとは思っていますが、Re:5と7.5話に関しては、実際の回想シーンなどを含んだところまで考えると、Re:5話の解釈が正しいのかなと思ってます。これも、Life's margins Seriesの題材として、書いていくべきかなと思ってます。というか、筆者本人がこの辺をあやふやにして、3人の生活を書けているのがなかなか不思議でしょうがないですね。本心だけいうと、Re:5に関しても、文化祭の終わりまで書くべきかなと思っていたりしています。ただ、これがなかなか難しくて、他の女の子や、めんどくさい男子なんかも作らないといけないので、どうしたものかと思っています。(注:69話と70話の執筆ペースが約1ヶ月空いてしまっているため)


今後リメイク関係でやりたいことは、キャラの掘り下げエピソードかなと思っています。Life's margins Seriesってわざわざ用意してるので、書かないわけにいかないだろとは思いつつ、最近は本編も手詰まりなところがあるので、本編とのバランス。これが掲載されている時点で43話ですけど、ストックなんて結構簡単に履けてしまうから、新しい話を考えつつ、脇道に逸れていきたい自分がいることを、読者の皆様には許していただきたいかなと思ってたりします。



それでは、次回のネタバラシ回でお会いしましょう。


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