inside story 11 制作環境、作者の思いに関して(1)

あくまで本編を読んだ人への言い訳みたいなものですので、本編を読んでない方は、本編を読んで頂きたいと思います。

今回は少し現実の話。実際の制作環境と、僕自身の作品への思いを書いていきたいと思います。


まず、環境ですが、基本的にはFHD以上のThinkPadで作っています。これがないことには、創作活動が半減してしまうという感じです。膝を折り曲げて、座椅子にもたれかかるようなスタイルでやっています。余談ですけど、僕が使っているThinkPad X1 Extremeってのは、4Kを選択出来るんですけど、やっぱり15インチ4Kを使ってしまうと、FHD14インチで少し狭く感じます。テキストエディタとWeb資料や現地資料なんかを並べる場合、部屋の狭い人間にとってはこれが一番ありがたいです。多分、キーボードなんかがこだわりなんだと思うんですけど、ThinkPadを使ってる限りは、ある一定のレベルであると思います。打ってて、やっぱり気分がいいのは楽です。

あとはリスニング環境。気分を盛り上げるためにWH-1000XM5やこの前買ったWI-1000XM2を使ってます。静かな部屋の中でANCってのもおかしいんですが、これが一番はかどるかなと思います。曲も、実はこの作品用に選んでる曲が30曲ぐらいあって、「もしアニメ化、実写ドラマ化されたら、EDはこれ」という曲は決めています。

一日、おおよそ1万字。まあ、これは仕事なども含めてですけど、目標としています。1万というと、ボリュームが結構なんですよね。

まあ、小説にはおおよそ4000字~10000字ぐらいに収めていますけど、気分が乗ってる回ってのは無尽蔵なんですよね。4話が唯一の失敗例です。



さて、作品への思いですけど、作品の成長がなくして、こんな日常ドラマにならなかったかなというのが感想です。

元々は二人のヒロインを巡る話しだったんですけど、書いていくうちに、自分の感情移入がすごいんだなということに、2話を書いてる時点で気づきました。プロットをぶっ壊した感じの契機になったのは、主人公=僕と考えるようになったことが大きくあると思います。例えば、こんな娘がいたら楽しいだろうなとか、そういう感じで簡単に書いて行ってたんですけど、今となっては、そこに悩みがあり、本来なら早期の決着を付けたいところなんですけど、どうしたらいいか。これは主人公夫妻の悩みであり、僕の悩みであります。

本音で構想しているのは、ガッツリとした旅行だったりするんですが、僕が観光地に行くような人間ではないところ、あとは、昔行ったことあるけど、ディティールをよく覚えていないので書いていないというのがあります。例えば、ググれば出てきそうな姫路城とかって、実体験でアレはすごかったというのを、如何にして書いていこうかなと思ったりしています。今後、出先でディティールの高い話が出てくる場合は、大体ロケハンみたいなことをやっています。

上野のABABが割と出てきたりするのは、単純に自分で行ったりするからなんですよね。秋葉原は逆にロケハンするにも、どこをロケハンしたら二人が喜ぶのかな?と疑問に思いながら見ているので、ロケハンにならない。友人がUFOキャッチャー好きで、見てるのぐらいしかロケハンにはならないですよね。

今後、ロケハンした話は近いと28、29話あたりに登場してくると思いますけど、アレも単なる僕の実体験に、もしも彼女達がいたらどうなるか?というのを書いていく感じなので、やっぱり難しいところはあります。だって、実際にいない人の感想とかわからないですしね。

ああ、姫路城のくだりとかはやりたいかな。あとは、別にモータースポーツに熱狂的ではないんですが、鈴鹿サーキットに毎年行ってたことがあったりしたりとか、北海道の釧路付近に白糠町というところがあるんですけど、ここに仕事で2週間ぐらい年にいることがあったので、そんなのを小旅行風にまとめられると面白いのかなと思ったりします。でも、釧路湿原とかは行ったことないんですよね。仕事でそこに滞在して、白糠の漁港とかに行ったりはしたんですけどね。

逆に、僕が行きたくないところには行きませんので、銀座だったり、お台場だったりはいかないんじゃないかなと思っています。


書き方の順番みたいなものも少し書いておくと、最初はオムニバス形式(現在もオムニバスではあるんだが)で書いていたので、思いっきり順番を無視した書き方となっていました。理由としては、例えば30回ぐらい書いたあとで、30回すべて読むと話がつながるようにしたかったという思いがあったんですが、後に番外編と呼ばれるショートエピソードを挟むことがあったため、事実上破綻して、そこから年月をExcelで管理しています。現在もこの方式を取っていて、特に番外編をどこで差し込むかという点で、毎回悩むところがあります。

そして、会話劇ということで、極端に描写を少なくしています。意図的ではなく、僕の書き方ではこれ以上に上手く書く表現方法が思いつかなかったという点、それと、毎度この説明に登場する、森田芳光監督の家族ゲームの横長の食事シーンを、イメージして書いていますので、見てない方は、ぜひストリーミングなどで見てください。面白いと思います。



娘に関しては、17歳でしっかりした娘だったという印象で、二人の同棲編ではある程度、その辺を考慮しつつ、娘の人生の切り開き方みたいなものを模索していった感じでした。

今は無事、大学へと進学して、大学生活を送っているんですけど、この娘が大学を卒業したときが、この話のもう一つのクライマックスになるのかなと思っています。

一番裏表なく、書いてて素直な良い娘の見本みたいに書いているつもりです。彼女がいるから、生活がある程度回っていると言っても過言じゃないかなとも思っています。多分、作品の中では一番扱いやすく、一番ストーリーテラーを任せられる人材なのですが、ま、その辺はちょいちょいとやっていこうかなと思っています。

とんかつが好き。成長盛りなせいか、胸もDカップ。お尻も一回り大きくなっているようです。これが20年後の食べ物の力でしょうか。

そして、こっちの世界に来てから、なぜかゲームが好きになってしまいました。本編では相当先ですが、PS5にSSDを増設してまでもゲームをやっているような人間です。主にモンハンとフォールガイズをもっぱらやってる感じ。どちらかというと、無課金でゲームやれるのが面白いんじゃないかなと思ってるほうの人なんでしょうね。こういう人はスマホゲーやらせると、無課金ですげえアカウント作っちゃう感じなんでしょうけどね。最初に触ったハードがPS3だったこともあり、何故かSONY派です。

あとは、僕がfacebookやインスタグラムを使わない、Twitterもほとんど活用してないということもあって、見る用のアカウントだけ作って、友人にはコメントしてる感じです。一応、繋がりは持っておきたいよねって感じでしょうか。LINEは連絡手段ですね。どうもそう覚えてしまったようです。いや、それで十分なんですけど。本人が投稿しない理由として、仕組みがよく分かっていない(この辺が20年前から来た弊害)のと、投稿しても単にファザコンがバレるだけだからですね。活かしてないですけど、大学の友人にはファザコンと認知されているようで、彼女のお父さんはカッコいいんだろうなと思われてると思います。まあ、全然ですけどね。

家族の中では、性的に大っぴらなところがあります。彼は大変だろなと思いつつ。ノーブラ、ショーツ1枚というのは、ウチの妹がよくやってたカッコでして、僕らがいるのに、なんでこんなに適当な服装なんだろうかと思ったことがあります。さすがに裸は恥ずかしがるかなとも思ってるんですけど、この娘の場合、それもそんなに恥ずかしがる素振りがなさそうな気がするんですよね。まあ、あくまで家族の中だけで、スーパー銭湯とか温泉とかだと、タオルを入れるなと書いてあっても、タオル付けて入りそうな気がします。


彼女(奥様)。理想の女性像を詰めつつ、娘と同じ外見をしているという面白さを追加しておきました。

真面目な話、女性の年齢って本当に分からなくなりつつあるなということもあり、彼女の見た目は20代後半ぐらいをイメージしています。思い切って若い服装を着せたりするとか、結構色々出来るんですけどね。彼女は、完璧主義が行き過ぎて、自分に甘くなってしまいがちだけど、まだ完璧主義が勝っているというやつですね。一般的な女性のスタイルなのですが、どこで消費してるんだろうと誰もわからないという感じ。ちょこザップとかに行ってるんですかね。

酒とチーズケーキが大好き。だからわからないんですよね。しかも1ホールチーズケーキ食うんですよ。どうして、それで体重を維持できてるんでしょうね。あんまり考えてないですが、そのうち秘密が解き明かされます。精神年齢の幅が広いのも特徴で、おそらく駄々をこねると娘よりたちが悪いようなキャラじゃないかなと思ってます。特にお酒を取られて、逆ギレなんぞしようものなら、多分家を出ていくぐらいのことはやりかねないと思って書いています。その辺は穏やかで、他人からの気持ちをしっかりと受け止める母親の要素もあるので、なんとか我慢しているという感じなのかな。

この人で唯一決めてないのが、趣味なんですけど、結局ゴロゴロしてるのが好きで、ゴロゴロしながら出来ることならなんでもいいと言うのが本音かもしれません。だから、ベッド上でエクササイズ出来るならそれでもいいだろうし、Kindleで電子書籍を読んだりするのが好きなんじゃないかなと思います。

あとは、誰かに寄り添うのも趣味なのかなと思っています。多分、他の人と分かち合うことをしてこなかった人が、震災ボランティアでそれを感じて、ずっとボランティアに行くわけではなく、誰かに寄り添って、色々な感情を持ち合うというのが楽しくなったのかなと思っています。でなきゃ、会社の後輩の面倒をしっかりと見られないと思うんですよね。


この二人に関しては、僕の好みを半分入れています。あと半分は勝手に話に沿ってキャラクターが出来ていった感じですね。

彼女の酒&チーズケーキ好きというのは、話の流れで出来てしまった設定ですし、娘のとんかつ好きはとある一言から始まってるので、今後も色々追加されるようなことは少なからずあるんじゃないかと思います。

例えば、Switch liteを買ってきたらもうそれしかやらない娘とか、どんどん太っていく奥様とか、後者はないな。


過去話は一通り書き尽くしたかなと思うんですけど、個人的に主人公にフォーカスしないのは、あんまり書ける話がないからです。=僕で考えてしまった場合、もう20代後半から、最近に至るまで、ほぼ毎週秋葉原行ってましたから。無論、彼女とかはどっちかの日で遊ぶとかですけど、そういう生活だったので、書きようがないんですよね。

秋葉原のここ15年ぐらいの話を書くのも面白いかなと思ったんですけど、いつの間にか変わってたりしちゃってるから、どうにもこうにもですよね。

断片的に埋められるエピソードは、やっぱり奥様周りになってしまうんですけど、彼女は一応ミステリアスで売ってるので、これ以上は明かしたくないのも本音。というより、あらすじであとエピソードとして書ける話がDVだから、どうする?僕も分からんもん。書き方。なので、やっぱり平和的な日常エピソードが一番合ってるんだろうなって思います。


最終的な着地点として、いくつかはっきりさせたいことがあるんですけど、3人の物語だけど、着地してないキャラが一人いますよね。彼女に関してどうするかに関しては、正直、上手くまとめる自信がないです。案はあるんですけど、この話の理を超越するような着地点は用意したくない。でもポッと出のキャラクターにどうこうさせたくないというのもあるんで、非常に悩んでいます。それ以外は、書きたいことを書くだけなんで、気楽にやっています。だから、終わりがないんです。それは、どこかの節目に必ず終わらせる必要があるけど、要はそこまで話を進めなければ、書き放題というのもあります。まあ、その辺はどうしようかなって思ってます。


というわけで、ざっと裏話と雑談と懺悔をさせていただきました。



というわけで、今回はここまで。お粗末。

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