第23話 永遠の愛と消えない燻りと
目を閉じると波打ち際にいる。
砂浜に座って、ずっとずっと遠くの水平線を見てる。
体と頭が寂しい…。
誰にも受け入れてもらえないもどかしさ。
誰にも与えられない苦しさ。
数年前に味わった背徳と快感。
頭を突き抜ける感覚…。
それはきっと、若かったから。
そう思うことにする…。
――――――――――――――――――。
「涼太さん。私は何も変わりません。あなたが迷える子犬なら私が拾って差し上げましょう。どれだけ愛しても、どれだけ求めても、与えられる人は限られています。私はその与えられる側の人間です。。涼太…。私は何も変わらない。ずっとあなたを待っている。ずっとずっとここで…。」
――――――目を閉じると海の奥深く…。
心の奥深く深く溺れていく…。苦しいことも辛いこともない。
ただ僕はここで、遠い何かを求めて、見つめて…燻って、漂ってる。
To be continued.....
海の底 海星 @Kaisei123
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