継ぐもの女神 王族編
秋風のシャア
第1話
私を博物館に展示して下さい。
お願いします。ロウード様。
いいわよ。でもなんでか教えて!
ありがとうございます。理由は、私は神だからです。
あは、あはそうなんだぁ
はい、そうなんです。故に最強、故に英雄、我ラテンの王族なり。
はぁ、馬鹿・・・・
え、何ですと。私が馬鹿、それは私に対する侮辱ですか?
いや、まぁ、そうとも言えるわね。
なんと、フィヤー、この私に対する侮辱、侮辱、侮辱、・・・・
なんと素晴らしい、この飛び立ちたくなるような気持ち抑えられない、ハァハァ。
もう一度言って下さい。
馬鹿・・・
くぅ~
もう一度
・・・馬鹿
もう一度
うーーーん、馬鹿
おおーーーーー!!ーーーーーー
その赤らめた顔に拍手を!
うーーーーーん
もう、いや
待ってください、展示して下さい。
どうやって展示しろというのよ。
そうですね。薬漬けにしてはどうですか。え、死ぬの!
死ぬ以外にあるのですか。なんとまぁ、赤ちゃんですか。
死ぬのはちょっと。
おや、おや、おや、寂しいのですか。
いや、そうじゃないけど。
おやまぁ、そんな顔を赤らめて
いいですか、死んでこそ、意味があるのです。私をこの完璧な私を後世に伝えるそれこそ最も素晴らしいことなのですよ。
ちょっと何言ってるのか分からないよ。
なんですと、この感性が分からない。おや、おや、おや、 まぁ、とにかくやって下さい。
うーーーん
もういいです。自分でやります。
ちょっと裸になるの。
はい、何か。
私出るから。
いえ、いえ、その必要はありません。それに最後の別れになるかもしれませんので、至る所を見て下さい。
ちょっと、手を引っ張らないで下さい。
そんな泣きそうな顔をしてなんです。大丈夫です。あなたにはお世話になりました。これであなたは自由の身ですよ。そう、気持ちを切り替えて下さい。
行きますよ。
故に最強、故に英雄、我、戦の戦いの末、行き着く境地、我、何時の定めを棄却した世界の英雄、すべてを乖離し、全てを破壊し守るもの、故に私は天上天下唯我独尊、私こそ世界の頂点さぁ、私を天に連れていき、後世に伝えたまえ。
駄目。
大丈夫ですよ。クリアナ。
継ぐもの女神 王族編 秋風のシャア @akikazenosyah
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