しっ尾8本目 約束の覚悟
──やっと、家に帰ってきた。あちこち
「
「し、失礼しましたわ、
そうだった。
「良かった、元にもどれて」
このままずっとケモ耳だったらと思うと……。
「さあ、
おばあちゃんに言われて時計を見たら、もう九時
わたしのために作ってくれた、たくさんのご
「ごめんね。おばあちゃん。わたし……」
「良いのよ。
何を話していいのか分からなくて…心の中でゴメンナサイって
「
「チキン
「こちらの白いのは…
「ああ、クリームシチューですよ」
「まあ。ワタクシ、初めて見ますわ。どれも美味しそうですの」
「そうねえ。私が子供の頃はシチューのルウがやっと売られ始めた
「チキン
そうか。
でも、おばあちゃんがいくつの時に
「
「ワタクシは
「でも、気になる?」
「……そうですわねえ。匂いはわかりますけども、味となるとどうだか…」
「そもそも、
「どういたしまして」
あ。〝
ゆっくりごはんを食べて、後片付けして。
落ち着いた頃におばあちゃんから──。
「
えっと……。言ってしまって、いいのかな?
銀子さんを見ると、
「あの…恋の
「まあ! 相手はどんな子なの!? 不良とかじゃないでしょうね? 性格はいいの?
「お、おばあちゃん?」
「み、
「あら、ごめんなさい。つい。その子の名は?」
「
それからおばあちゃんは、目をつむってこめかみに手を当てて──
「
「あなたに、その〝
〝
わたし、何か悪いこと、したの!?
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