15

「おろかな」


女性は、すうっと解けるように姿を消した。

と、同時に君は背中に冷たい衝撃を受けていた。

刃物が深々と刺さっていたのだ。

ゆっくり振り返ると、剣を持った魔物の姿。

意識が薄れていく。

女性が魔物の仲間で手引きをしたのか、それとも単なる因果応報というものか。

永遠の闇に落ちる君には関係のないことだった。


   - END -

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る