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「おろかな」


女性は、すうっと解けるように姿を消した。

と、同時に君は背中に冷たい衝撃を受けていた。

刃物が深々と刺さっていたのだ。

ゆっくり振り返ると、剣を持った魔物の姿。

意識が薄れていく。

女性が魔物の仲間で手引きをしたのか、それとも単なる因果応報というものか。

永遠の闇に落ちる君には関係のないことだった。


   - END -

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