犬、
にこ
にこ
にこ
にこ
教科書をめくるたびにあらわれる
君たちはにこり
三次式のアクアリウム
キミならきっと嫌うまっしろなゆうひ
あの星が真っ赤なら眺めなさい
青なら手を振らず逃げなさい
ブレーキを握る いい声だなおまえ
夜更かしのプラウザの背景に
ずうっと雪が積もっている
野ねずみが天井を弾きずって
ばかりいる 眩しい眩しいなかで
手のひらの裏のコードが乾く暇なく
ギタリストはため息を詩う
そんな
閉店10分前のスーパーの棚のゼクシィ
長針とは 0°でキスをし
1°から旅立ちゆくものなり
いちにちじゃううらまれている
じゅわきをなでてさらにうらまれる
しらがねをして常夜灯は
宇宙への入口で通せんぼする
犬、犬、犬、犬がまわるよ
なきおる土星に気づくべきときに
頭だけのマイメロクリップのため
おい、こら。と風を叱る
「この街に教会はいらぬ」と言われ
友人が元友人へと名を変える
母親と待ち合わせする今夜
ふうれふれ 星より
彗星のおしりから落ちた愛を
ていねいにつつきあう恋人ら
「ばか 」「あほ 」「だいきらい」
敬具みっつで終わる妹からのメール
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