第5話 ダリヤ
惜しめども 桜は散りて 侘し今に
陽射しを浴びて 開くダリヤよ
どんなに惜しんでも、美しい桜はすでに散ってしまった。よく見れば虫食いも見られる寂しい葉桜の姿なった今。
夏の日差しに負けず、逞しいダリヤが力強く花開いている。
情が深く、桜の花のように美しくも優しい言葉をたくさんくれた貴方。 あんなに別れを惜しんだ貴方だけど、別れた今はさほど。
あまり良い噂も聞かなくて。
あの人とも終わったそうですね。最後はやはりずいぶんと冷たい態度で。誰にでもそうなのだと今、知りました。
これから夏。
強い日差しにも負けない。厳しくも、情熱的な熱い方と。赤きダリヤの花のような方と今、新しい出会い、新しい恋がはじまろうとしています。
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