ぱて、ぱーてぃー?

なでなで


「まあ、大変だったねぇ。よしよぉ~し」


「私子供じゃないんですけど」


「あれ、子供じゃないの?」


私の頭をなでる手が止まる。


「一応、幼女の姿ってだけ」


「ほお。ほぉ⁉つまり、パーティー入れられるんだ!」


「ぱて、ぱーてぃー?」


「12歳以上から入れるんだ」


「な、何をするんですか?」


前世の記憶をたどると、それってモンスターを……。


「モンスターを討伐するんだよ」


…………。


「……辞退」


「なんで⁉」


「なんでってなんでですか?見た目こんなだから、手足短くて鈍足だし、天使だから超々超々超々超々激弱いんですが‼」


「えと、1234……」


セナさーん。

「超」を指で数えてないで、話聞いてくださーい。


「絶対入らないですよ」


「えー、一生のお願い♡」


くっ、女性の魅力の塊め。


ウインクされたら断れないじゃないか……。


「分かりました……」


「わーい。ありがとっ!…………あ、「超」8個だったんだ」


まだ数えてたんですね。

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