常夏のシーサイド
exe0343
第01話 再会の越冬 01
陽が照らしている間さえ静かなこの家も、ニールには一層静かに感じた。両親が出掛けているのもあるが、なんせ、いつも懐いてくる妹も両親と一緒に家を空けているからだ。
辺りは暗くなり、雪は
「ここは通しませんよ、ニール様」
目の前にいたのは、よく見知ったメイドの女性だった。
「あっ! フロウディア!」
僕よりも高い身長……両腕を広げて、その胸へと招き入れるように……優しく抱擁してくれる気がした。
暖炉の炎が彼女の相好を照らした。優しい目をしている……それを確認して彼女に飛び付いた。
バフッ!
「こんばんは、ニール様……」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます