第4話きのこぐも入道雲の声消ゆる

  きのこぐも入道雲の声消ゆる


  夏の季語:入道雲



原爆が落とされたとき、大きなきのこ雲ができましたね。

きのこ雲というと、どうしても原爆をイメージします。

教科書やテレビなどで見た影響が大きいのでしょうか。

忘れたと思っていても、けっこう、脳内に残っています。


実際に、検索してみると、原爆の写真や説明が出てきます。

もちろん、原爆によってできたきのこ雲ばかりではありません。

火山の爆発や爆発事故によっても、きのこ状の雲ができるため、

きのこ雲と呼ばれるそうです。


原爆や水爆の核爆発によって生じるきのこ雲を原子雲と呼ぶのだとか。

原子雲の方が、正しい呼び方なのでしょうか。


人間によって生み出されたきのこ雲は、おぞましいものに見えます。

真夏の青い空に、悠々と浮かぶ入道雲はかき消されてしまうでしょうね。


噴火・事故爆発・原爆。


どれも人の命を脅かし、恐れさせます。


毎日、浮かぶ雲は、心が穏やかなものであってほしいですね。






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