53.第4日 さようなら韓国!

 さて、乙支路入口ユージロ イルグ駅で逆方向のホームに出てしまい、目的の安国アング駅方面のホームに行けなくなってしまったアホバカ夫婦・・・


 ボクは前回、『さて、アホバカ夫婦はこのピンチをどう切り抜けるのでしょうか? それは次回です。』と思わせぶりに書きましたが(笑)・・・アホバカ夫婦に、そんな一発逆転の妙案があるはずもありません。


 こうなると、もう考えていても仕方がありません。アホバカ夫婦は最も単純な方法を選択したのです。


 すなわち・・・アホバカ夫婦は、一旦そのホームから改札口に出て、改札口からさらに駅の外に出たのです(この時点で、ICカードのチャージが無くなりました)。


 そして、再度、券売機で安国アング駅までのICカードを購入し、今度は正しい改札口から駅に入り・・・やっと、正しい、安国アング駅方面のホームに降りたのでした。


 すなわち、アホバカ夫婦は、昨日と同様に、一度も地下鉄に乗らないままで、安国アング駅までの片道乗車賃を無駄にしたことになります。


 なんでいつもこうなるの?・・・と天を仰ぐボク。。。


 しかし、何はともあれ、目的の安国アング駅方面のホームにたどり着いたのですから、『よし』と考えないといけません。


 だが、ボクは地下鉄に乗りながら、さらなる疑問を感じたのです。乙支路入口ユージロ イルグ駅では、『上りのホームから下りのホームへ行けない』、同様に『下りのホームから上りのホームへ行けない』ということになりますが、他の駅では一体どうなっているのでしょうか? 


 これでは複数の路線が乗り入れている駅では、うまく乗り換えができないのではないでしょうか? だって、『上り』と『下り』のどちらのホームからも、目的の乗り換えのホームにいけないと、乗換駅の機能は発揮できないわけです。すなわち、乗り換えるのには、『上り』と『下り』のホームが繋がっていないといけないわけですよね。


 ここで、今日の近況ノートをご覧ください。URLは以下です。①番に前回示した地下鉄路線図を再度示します。

 https://kakuyomu.jp/users/azuki-takuan/news/16817330665390781275


 さらに、前回ご覧いただいた乙支路入口ユージロイルグ駅のホームの写真を②番として載せますね。


 乙支路入口ユージロイルグ駅のホームは②番の写真のように、片面が線路の構造で(線路の位置を黄色の矢印で示します)、二つのホームは繋がっていませんでした。乙支路入口ユージロイルグ駅は乗り換えがなかったから良かったのですが、乗換駅ではこんな構造は許されない訳です。乗換駅のホームは一体どうなっているのでしょうか?・・・


 首をかしげるボク・・・


 何度も言って恐縮ですが、乙支路入口ユージロイルグ駅から安国アング駅まで行くには、乙支路ユージロ3街サムガ駅で乗り換えなければなりません(①番の路線図参照)。


 実は、ボクたちは、昨日もこの乙支路ユージロ3街サムガ駅で乗り換えているのですが・・・どうして、うまく乗り換えができたのか、ボクにはまるで記憶がなかったのです(笑)。


 でも、この謎は、地下鉄が乙支路ユージロ3街サムガ駅に着いたときに、すぐに解けました。


 乙支路ユージロ3街サムガ駅のホームの写真を③番に示します。この駅も、乙支路入口ユージロイルグ駅と同様にボクは写真を撮っていないので、インターネットからの借用です。線路の位置を黄色の矢印で示しますね。


 で、皆様、もうお分かりですよね。


 乗り換えのある乙支路ユージロ3街サムガ駅では、ホームの両側に上りと下りの線路が配置されています。これですと、上り電車と下り電車から、同じホームに降りることができます。このホームが乗り換え先のホームと繋がってさえいれば、上りからでも、下りからでも無事に乗り換えができるのです。


 しかし、乗り換えがある駅と、乗り換えがない駅で、ホームの構造が違うって、とっても分かりにくいですよねぇ。


 で、ボクは日本に帰ってから、いろいろ調べてみたのですが・・・『間違って逆方向のホームに入ったら、反対方向のホームに行けない駅がある』ということは、以前経験した『改札口の緑と赤の表示』や『間違えるとチャージ額がゼロになるICカード』と同様に、どのガイドブックやインターネットにも記載がありませんでした。


 どうして、誰も書かないのか、ボクには分かりませんが・・・とにかく、皆さんも、ソウルの地下鉄に乗るときは、くれぐれもホームを間違えないように注意してくださいね(笑)。。。


 さて、ソウルの地下鉄には、昨日と今日で2回も乗車賃を取られてしまいましたが、そんなドタバタの末に、アホバカ夫婦は目的地の安国アング駅で無事に地下鉄を降りることができたのです。そして、少し歩くと・・・ついに、仁寺洞インサドンの『仁寺インサアートプラザ』に到着したのでした。拍手👏


 『仁寺インサアートプラザ』については以前にも書きましたので、そのときの近況ノートをご覧ください。URLはこちらです。

 https://kakuyomu.jp/users/azuki-takuan/news/16817330664399943375


 皆様、思い出していただけましたか? そうです。あの『ド派手おじさん』が再度、現れたところですね(笑)。


 それでは、今日の次の近況ノートをご覧ください。URLはこちらです。

 https://kakuyomu.jp/users/azuki-takuan/news/16817330665390788374


 昨日、子どもたちのお土産を買う際に、ボクは片言の韓国語で店のおばさんと話をしましたので、おばさんはアホバカ夫婦をよく覚えてくれていました。


 しかし、今日もまた店にやってきたアホバカ夫婦を見て、さすがに、おばさんはびっくりしていました。


 そして、ボクたちは、おばさんに訳を話して・・・無事にアホバカ妻の言っていた、大きな『幸福の仮面』を買うことができたのです。


 これが近況ノートの④番の写真です。昨日買った小さい仮面は、あごが動かなかったのですが、この仮面は横の紐を引っ張ると、あごが上下して笑っているように見えます。


 で、このとき撮った『仁寺インサアートプラザ』の店内の写真が⑤番から⑩番です。


 ⑥番の写真に、韓国の『招きね猫』のようなネコが写っていますね(黄色の矢印)。このネコ、ボクはお店では気づかず、写真で見て初めて気づいたのですが・・・『招きね猫』大好き人間のボクとしては買えばよかったぁ~!


 さて、『仁寺インサアートプラザ』のおばさんは実にいい人で、ボクたちに本当によくしてくれました。⑪番は『仁寺インサアートプラザ』の前で撮った、おばさんとの記念写真です。アホバカ夫婦にはボカシを入れています(笑)。おばさんには本当に感謝です。。。


 さて、ここで、もう一度、一つ前の近況ノートの路線図を見てください。URLはこちらです。

 https://kakuyomu.jp/users/azuki-takuan/news/16817330665390781275


 近況ノートの①番の路線図をご覧いただくと、鐘路チュンロ3街サムガ駅に紫色の『5号線』が通っていますね。この『5号線』に乗れば、金浦キンポ空港駅まで乗り換えなしに行くことができます。


 『仁寺(インサ)アートプラザ』から、路線図にある鐘路チュンロ3街サムガ駅まで歩いて5分ほどでしたので、そこで、ボクたちはおばさんに道順を教えてもらい、鐘路チュンロ3街サムガ駅に向かいました。


 こうして、ボクたちは、今度は無事に鐘路チュンロ3街サムガ駅で、『5号線』の地下鉄に乗ることができたのでした(笑)。


 さて、3泊4日と短いソウルの旅でしたが、実にいろいろなことがあって・・・でも、本当に楽しい旅でした。


 そんな素敵な思い出と、ボクたち、アホバカ夫婦を乗せた地下鉄は、順調に金浦キンポ空港駅に向かってひた走っています。


 楽しかったアホバカ夫婦の『ソウル明洞ミョンドンの旅』もいよいよ終わりに近づいてきました。


 さようなら、韓国! また、来ますよぉ~。。。


                       了




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