40.第3日 仁寺洞(案山子の広場)

 さて、大盛況の『北村プッチョンソンマンドゥ』の前を離れ、ボクたちは横丁をさらに奥に進みました。


 それでは今日の最初の近況ノートをご覧ください。URLはこちらです。

 https://kakuyomu.jp/users/azuki-takuan/news/16817330664608930063


 『北村プッチョンソンマンドゥ』の先が角になっていて、その角を曲がったところが、①番の写真です。ちょっとした広場になっていますね。夕涼み用だと思うのですが、扇風機が置いてあるところがなんとも味があります。


 で、①番の写真の黄色の矢印のところは、かなり立派な『韓屋ハノク』の食堂でした。あいにく全体が撮れた写真がないのですが、②番がその玄関の写真です。何かの展示がしてあって、入り口の石壁のところに、その説明書きのような紙が貼ってありました(オレンジの矢印)。


 ③番の写真には、その立派な『韓屋ハノク』の中庭が見えています(黄緑色の矢印)。中庭には建物の影がくっきりと浮かんでいて、なんとも涼しそうですね。そして、食堂の先に石段があります(青の矢印)。石段の向こうには木立がかすかに見えています。6月の陽光を遮る緑の木立が、とても気持ちよさそうです。


 そして、青の矢印の石段を奥に進むと・・・ボクたちの眼の前に・・・建物と木立に囲まれた小さな広場が現れました。④番の写真です。


 その広場の中には、かわいい案山子かかしのベンチが置かれています(⑤番~⑦番の写真)。また、④番の写真の中央から右側に、白い階段が張り出していますが、これは写真の右にある建物の入り口につながっています。この建物も食堂です。でも、人の出入りもなく、なんだかとても静かな食堂でした。


 ボクは一目見て、この小さな広場が気に入ってしまいました。


 古い建物と緑の木々に囲まれた小さな空間・・・


 足元には石畳・・・


 石畳に差し込む6月の木漏れ日・・・


 木漏れ日に浮かぶ白い階段・・・


 なんともかわいらしい案山子かかしのベンチ・・・


 少し歩くと仁寺洞インサドンのメインストリートなので、そこから喧騒が聞こえてくるはずなのですが、何故かここは静寂・・・


 そして、何故か誰もいません・・・


 まるで、時間が止まったような空間・・・


 ボクたちは、しばし、この素敵な案山子かかしの広場で休息を取りました。夏至間近の6月の昼下がり・・・至福の時間です。。。


 ・・・・・・・


 すると、突然、韓国の美人お姉さまが二人、広場に現れたのです。


 ここで、次の近況ノートをご覧ください。URLはこちらです。

 https://kakuyomu.jp/users/azuki-takuan/news/16817330664608931916

 

 美人お姉さまは、⑧番の写真ですね。⑧番の写真の黄色の矢印のところに、通路が開いていて・・・お姉さま二人は、そこから出て来たのでした。


 あの通路の向こうには何があるのだろう?・・・


 ボクたちは、その通路に進みました。


 通路の向こうには、何か見えています。お姉さんも歩いています。⑨番の写真です。


 で、通路を抜けると・・・広場に出ました。⑩番の写真です。そこは、⑪番から⑮番の写真のように、周囲をビルで取り囲まれた広場でした。広場にはたくさんの人がいて、歓談したり、ショッピングをしていました。


 ここは?・・・周囲の急変に唖然とするボク・・・


 すると、アホバカ妻が叫んだのです。


 「ここだわ。私が探していたのはこの建物だわ」


 アホバカ妻はここを探していたのか!・・・突然の事態の進展に、絶句するボク・・・


 で、この建物なのですが・・・ここは、仁寺洞インサドンの中でも特に有名な観光スポット、『サムジキル』だったのです。サムジキルは「仁寺洞インサドンを訪れる人は誰でも知っている」(ネット記事)という有名なところなのですが、このとき、ボクはサムジキルを知らなくて(笑)、あわてて、スマホで調べて分かったという次第です。


 で、いつものように、サムジキルをネットから引用しますね。ちょっと長いですが、超有名観光スポットなので、ご容赦を!


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『仁寺洞で一際目を引くユニークなショッピングモール

書道・骨董品など伝統の香り高いアートの街・仁寺洞(インサドン)のランドマーク的存在の「サムジキル」。2004年にオープンし、韓国語でサムジは袋やポケットを意味し、キルは小道を指す通り、4階建てのショッピングモールのスロープには70以上の店舗が入っており、ショッピングをはじめグルメやアート鑑賞などもできます。韓国の伝統工芸品やオリジナリティあふれる雑貨、おみやげにピッタリな小物や石鹸、アクセサリーがいっぱいの「サムジキル」は、建物全体がアートとも言えるユニークな作りで、見て回るだけでも楽しめる、ソウル旅行のオススメスポット。韓国旅行初心者からリピーターまで楽しめます。』


 次は別の記事です。


『韓国伝統工芸の街、仁寺洞(インサドン)にある人気のスポット「サムジキル」をご紹介したいと思います。「サムジキル」という名前を日本語に訳せば "サムジ小道"! こちらは建物の各フロアを "小道"と称し、サイドにステキなお店が立ち並ぶ、新しい感覚の "伝統工芸ショッピングモール"! それぞれの小道には伝統工芸雑貨店、記念品店、ギャラリー、飲食店、カフェなどさまざまな種類のお店があり、その数は約70軒。建物自体もおもしろく、インテリアはシンプルながら端々にアートが施された作品そのもの! 仁寺洞に訪れたら立ち寄らずにはいられない、そんな「サムジキル」にナビと一緒に行ってみよ!


場所は地下鉄3号線アングッ(安国)駅6番出口を出て、少し行ったところから始まる、仁寺洞のメインストリート「仁寺洞通り(インサドンキル)」の中間あたり。この安国駅のほうから歩いていくと左手に見えます。いつも人がわやわや集まっているのですぐに分かるはずですが、目印は「人」という漢字が二つ並んだような黄色いマーク。よく見るとにっこり笑った人の顔が付いていて何とも和まされるこのマークは、ハングル(韓国語の表記に使われる文字)の「ㅆ」をデザインしたもので、ハングルで「サムジキル」と書くと頭文字の一部にあたるんです。固有文字であるハングルをこんなにかわいらしいトレードマークにするなんて、伝統文化に基づくアートも数多く見られる仁寺洞にぴったり!?


「サムジキル」は敷地の真ん中にある広場を中心にして周りに店舗が入る、いわゆるドーナツ型の建物で、地下1階から地上4階までの5フロア構成。2階より上はフロアどうしが緩やかな螺旋状につながっているので、小道を歩いていると知らぬ間に次の階のフロアを歩いている?!といった感じの造りになっています~。


シンプルながら個性豊かな「サムジキル」には独特の空気が。それは伝統工芸のお店が集まった、ちょっと変わった造りの建物だからというだけでなく、あちこちに置かれたオブジェや壁に描かれたユニークな絵など全てがアートな雰囲気をいっそう引き立たせているからかも。』


*****************


 こんなところがあるなんて何も知らなかったボクは、ただただ眼を丸くするだけです。しかもそれが、アホバカ妻が探していた建物だなんて!


 で、ネットの記載にもあるように、サムジキルのマークは、写真⑪番の「人」の字が二つ並んだものなんです。


 これは、ハングルの「ㅆ」で、「ㅆ」は「S」を表します。「サムジキル」の頭文字の「S」というわけですね。実は、前回の近況ノートで、ボクたちはすでにこのマークを見ていたのです。前回の近況ノートをご覧ください。URLはこちらです。

 https://kakuyomu.jp/users/azuki-takuan/news/16817330664549750486

 

 ③番の写真は、美人お姉さまの麦わら帽子を撮ったものですが、写真の左端に「ㅆ」の黄色いマークが見えていますよね。


 そうなのです。アホバカ妻が行った建物を探していたボクたちは、もうその建物のすぐ近くまで来ていたのでした(笑)。


 さあ、ボクたちはいよいよ、サムジキルの中に入って行きます。。。

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