第10話死の真相

「私だって最初は咲のこと信じてた。中学の時は今より地味で教室の隅っこでずっといた。そんな私はよくいじめられてた。それを助けてくれたのは咲だった。それから咲は私といつも一緒にいてくれた。また私がいじめられないようにって。でも、ある日の放課後、忘れ物をしてしまった私は教室に戻ると、いじめっ子と咲が楽しいそうに話していた。それを見て私がどれほど落ち込んだか分かる?分からないでしょうね。1番心を許していた人から裏切られるこの気持ち。」

土屋は長々と話した。僕はこいつを許せなかった。

「人を殺しておいて、何言ってんだ?」

僕は気分が悪くなった。

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