第5話担任の裏

担任を調べて分かったことは、一見真面目で生徒思いな人だが、夜のまちへ何度も通い、杉本を隠し撮りしていたということが分かった。窓の外から見えたのは1枚だけだったが本当はもっとあるかもしれない。このことを土屋さんに伝えられた僕は

「えっ........。」

とだけ言い絶句した。これは杉本殺しの犯人でなくても立派な犯罪だ。しかし、これだけでは杉本を殺害した犯人という証拠にならない。今度は2人で担任の過去について調べたところ、担任は過去に一度中学生の時に同級生の女子生徒にみだらな行為をし、停学になっていた。だからあの日も、朝杉本に対し同じようなことをしようとして抵抗したため刺したのだろう。明日この事を担任の前でクラスの皆に伝えるという事で土屋とは解散した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る