魔力0の魔術師は無中生有が大得意
しめみさん
第一神話 マジックアピアー
この世界には100万以上の多種多様な生物が存在する。
そのなかで、知識に恵まれた才ある生き物も複数存在しており、それぞれ独自の技術や進歩を遂げてきた。この物語は、マジックアピアーとして生まれた一人の少女ルルの史上最大・最高の物語である。
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この世界に生物が誕生してからわずか100万年。
世界では
あるが、それが現実だ。奴らは魔力を筋力に変換する”
しかし、他の生物も同様の進化を遂げると、世界は争いがたえない大戦争時代。
すべての種族は後にこれを”
この
「ルル…答…さい」
だれか…わからないけど…私の名を叫んで…いる。
…一体なんだろう…
ルル、目を覚ましなさい…ルル!
は、はい!!!
と、私はわけがわからない中、頬に紙が張り付いた状態で面を上げ、目を開けた。
気づけば私は全員から視線を向けられ、話が止まっていた。
ルル、わたしたちのランクは一体なんですか。
ランク?なんのことだろうか。仕方がないから適当に答える。
...1です。
そういった途端、
ルル、それは私達の
と、ロウワーたちは牙の全貌が見えるほど大きく口を開け、言った。
ルル、こちらへ。みなさんは次の訓練の準備をしなさい。
魔歴学者のフルカス魔師(通称:角なしデーモン)がそう言うと他のロウワーたちはその場から速やかに立ち去っていった。あたりを見渡しても
居ない。フルカス魔師は私に授業の全貌が書かれたノートからページを一枚複製し、渡してこういった。
ルル、次はしっかり聞き、答えられるようにしなさい。勉強がいくらできる貴方でも私の話を聞いてないと解けないものもあるのですから。先程のようにね。
優しい口調とは裏腹に怖い顔。みんなはそういうけれど私は怖くない。
唯一私に優しい魔師だからだ。
私は、誰からも嫌われている。誰からも、親からも嫌われている。
私は何にも恵まれない、才能はない。隠れた才能も探したけどない。
私は、努力の塊。みんなは
すべてが違うように扱われる。私は魔力が0だから。
つづく
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