外つ国
うさみゆづる
To the sea 【沖へ】
I wanna drink a glass of lemonade
At a cafe in a deserted arcade
I wanna eat a hum sandwich
To ready me for goodbye
I learn the beautiful place in this town
from the owner of the cafe
then I go to the intersection
from the arcade
and I’ll go to that sea beyond the piney
from the intersection
I wanna drown in the sea
I wanna sleep on the seabed
I’ll be shouting while crying
Soak up to my belly
Move my arm like a bird
I’ll be shouting while crying
I’m sure
I walk, drinking tears
I’ll never go back there
Please, let me go
To the sea
To the sea
To the sea
Alone
Alone
Don’t
Why do you stop me!
日本語訳
レモネードを一杯飲みたい
寂れた商店街の喫茶店で
ハムサンドを一つ食べたい
別れに備えるために
喫茶店の店主から
この街の美しい場所を教わり
商店街から交差点へ向かう
そしてその交差点から
松原の先にあるあの海へ行くのだ
私は海で溺れたい
海底で眠りたいんだよ
泣きながら叫ぶだろう
腹まで浸かって
鳥のように腕を動かして
私は泣きながら叫ぶだろう
きっと
涙を飲みながら歩くよ
二度とそこへは戻らない
頼むから、行かせてくれ
沖へ
沖へ
沖へ
ひとりで
ひとりで
やめろ
どうして私を止めるんだ!
(詩集『白夜』【沖へ】より)
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