自分へ
「自分へ」
望むな すべての望みを捨てろ
お前が望めば望むほど
その望みは遠ざかっていく
世界に対するあらゆる欲求を捨て
魂の脈動を落ち着かせるのだ
追いかけていた希望を諦め
欲しい物を忘れ
夢に別れを告げろ
その上で現実と闘い続けろ
お前に与えられた安らぎは
自らを宇宙の記憶に残すことだけだ
それ以外の安らぎを求めるな
「痕跡」
世界の万物を言葉に変える
草木や花
動物や人
星の輝き
ありとあらゆるものを
詩と物語にする
それが僕が実在した証となり
人々が自然を目にした時
僕はそこに現れる
幾年が過ぎ去ろうと
僕は永遠に存在していられる
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