3話目 王子、来訪す
イヴァン)マイ殿
マイ)どうかしたの~?
イヴァン)……大きな道を走っているあの物体は何だ?
マイ)あれは自動車だよ~
イヴァン)動力は何だ?魔力か?
マイ)え?ガソリンだよ?
イヴァン)ガソリンとはなんだ?
(マイ) イヴァンさん、本当に何も知らないみたい………ふふっ、なんだか可愛いなぁ
マイ)とりあえず、まずは私の家に行こ!
イヴァン)あぁ!
マイ)にしても、暑い…
イヴァン)私は平気だが…大丈夫か?
マイ)うん!帰ったらクーラーつけるし
イヴァン)クーラー?魔法か何かか?
マイ)うぅん、機械だよ
イヴァン)それも「がそりん」とやらで動くのか?
マイ)うーん……どうなんだろ……発電所の電気で動いてるんだけど
イヴァン)発電所……まさか奴隷に魔法を……
マイ)そういうんじゃない!そういうんじゃないから!
イヴァン)そ、そうなのか……
マイ)ふふっ、イヴァンさんといると飽きないなぁ……
(イヴァン) マイ殿……素晴らしいツッコミだ
マイ)さて、着きましたよ!
イヴァン)……巨大な建物だな
マイ)マンションっていって、色んな人が住めるような建物なの
イヴァン)大きな宿屋みたいだな……
マイ)うーん……合ってる………のかな?
イヴァン)ところで……階段で上まで行くのか?
マイ)うぅん、エレベーターで行くの
イヴァン)「えれべーたー」?
マイ)電気で動く……大きな籠のようなものです
イヴァン)ふむ……「くーらー」といい「じどうしゃ」といい……不思議だな
(マイ) 私からしたらイヴァンさんのほうが不思議な気がする………
マイ)さぁ、これがエレベーターです
イヴァン)……取っ手がないな……こじ開ければいいか?
マイ)そんなことしなくても、このスイッチを押せば……開きます
イヴァン)……そのスイッチは魔法か何かがかかっているのか?
マイ)これも電気によるもので魔法……ではありません
イヴァン)なんだと……魔法も無しで……動くだと………
マイ)さぁ、乗りましょう!
(イヴァン) 籠のようなもの……ゴンドラか何かのようなものか?
マイ)エレベーターに乗ったら扉が閉まって……
イヴァン)と、閉じ込められた!?罠か?!
マイ)罠じゃありませんよ、安心して……
イヴァン)そ、そうか……すまない、取り乱してしまった
(マイ) やっぱりイヴァンは面白いなぁ……ふふっ
イヴァン)ん?止まったのか……?
マイ)指定したフロアに行くと止まるんですよ
イヴァン)なるほど……これも電気の力……
マイ)そうなんですよ!多分!( ・`ω・´)
(マイ) ヤバい、これで合ってなかったら恥ずかしすぎる
イヴァン)マイ殿の部屋はどこなんだ?
マイ)ここです!ここ!
イヴァン)……ふむ……重厚な金属の扉か
マイ)鍵開けるから、ちょーっと待ってくださいね!
(マイ) こうして、私はなんとか家に帰れた……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます