敏腕投資家はJKに振り回される

獅子燈夏Vtuber

第1話 始まり

「...ん、もう朝か。」

時計を確認すると針は午前6時をさしていた。

「まあ、4時間も寝れば充分か。」

そういって、ベットから起き上がると軽く伸びをする。

そして、5歩先にあるPCの電源を入れる。

電源がつくとパスワードを入れ、新着の物件情報に目をとおす。

検索基準にヒットした物件をいくつか見ているととある物件に目が止まる。

某県にあるツタだらけの一軒家だ。

普段、一軒家は範囲外だがここ数か月物件が買えてない俺は安さに惹かれてしまったのだ。

そのあと、仲介の不動産屋が開くのを待って電話をし、予約を入れる。

家から比較的近いこともあって、内覧はその日の午後からとなった。


午後、時間通りに到着した俺は不動産屋さんと合流して物件の内覧を始めた。

順序よく一階を見て回り、二階に移動する。

二階は三部屋しかなかった。

そこでちょっとした違和感に気付いた。

外観はツタだらけなのに、中は多少の汚れはあるものの比較的きれいなのだ。

誰かが定期的に掃除でもしてくれていたのかななどと考えながら、一つ目の部屋のドアノブに手をかける。

「ギ、ギィー」

少し歪んでいるようで音を出しながら、扉を開く。

中は太陽が差し込んでいてかなり明るかった。

「やはり、この部屋もきれいだな。」

と言いながら、部屋を見渡して一歩目を踏み出そうとすると何かが足にぶつかって、

「おっとと。。。なんだ?」

転びそうになる。

見てみると布団と毛布がある。

「布団...?」

疑問が尽きない中、毛布が盛り上がっていることに気付く。

俺は考えても仕方がないと腹をくくり、毛布を思いきりひきはがす。

そこから出てきたのは、ブレザーの制服を着た美少女だった。

 

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敏腕投資家はJKに振り回される 獅子燈夏Vtuber @sisitoka_vtuber

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