第2話 自分という宇宙

 ニュースに速報で出てましたね。


 炎上体質というか、本人の性格的なものもあって叩かれることの多い人でした。


 実際の所、何が原因か本人以外わからないわけですよね。例えば遺書にAが理由ですとはっきり書いてあったとしても、別の本当のBを言いたくなくて、遺書に嘘を書くことも可能性としてあるわけです。


 また、実際に本人が本当の理由を理解してない場合もあるわけです。説明するのは難しいのですが、人間とは基本的に嘘をつく生き物なのです。

 息するように嘘を吐くと言われていた人がいましたが、その人だけでなく人間みな同じかと思います。

 自分で嘘をついている自覚のない人も多く、その事に気がついた時は、愕然がくぜんとすると共に妙に納得出来たものです。

 認識と理解の違い、人と人の間には、永遠に越えられない壁があります。


 「人は誰しも自分という宇宙から出ることはできない。」

 言葉は正確じゃないかもしれないが、あるマンガに出てきた神父様の言葉です。

 いつか、ちゃんと引用して解説してみたいですね。


Fin

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