2LJK

@sanana77

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高校で出会わなくてもいいのにな 君の今際を飾りたかった

白い息を吐きだして君のもとに急ぐのは君のためじゃない

二か月後散り散りになる私たちの間に降る発泡ビーズ

何気なく言った言葉を都合よく結んで星座にしてしまうよ

「帰ろう」は口に出せても「じゃあまたね」は言いづらくて五歩遠回り


在校生の疎の部分を来週都会に行くあなたが歩く

都会の女になりゆく君に焦る政令指定都市の女

「クラス会行く?行かない?」の投票の補集合に二人きりです


6号車5番E席に座って元26番が行きます


今日だけは密度の高い1R 規則正しく暴れるパルス

他の誰にもしない顔をみせてよ。ストーリーになんて載せないよ。


言葉は 要らなかったし入れなかった 君と私の境界線に

手をつないでもキスしても私たちは変わらず私たち、悲しい

二人きりの部屋でキスして一人になりたかったよ なれなかったよ

ペンだこが小さくなった中指で弓なりに反る背骨を撫でる

体温じゃとけないみたい触れ合えば触れ合うほどに知る分離度

体温を洗い流せば確証がなくなって無理、すでに寂しい


「じゃあまたね」(できればすぐに会いたいよ。君に嫌われてませんように。)


駅を出て親の車に乗り込めば見慣れた道 緩慢冷凍




君以外で出来た日々を 君だけに支配されてる私が生きる








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