心と体のまんなかが歌

@Bienaki

心と体のまんなかが歌

音ならばそれが恋だとわかります 近づく どくどく 離れる しーん



心ではきのこを解剖している現実でも回転している



愛の力なんだよ君が置きっぱにしたものの場所覚えているの



我が夢に三十六人 父がいる 今朝は火のように起きました



わたしたちそこで止まった流れ星 何が流行っているの、教えて



どうでもいいことがどうでもよくなって久しいラストリゾート、犬



「キボー的観測です」「おつかれさま、蜂型飛行探査機キボー」



地図の中に猫はいてわたしもいてたまたま重なったら、しばらく



国のまんなかに餅つき機を置いてみんなで眺める祭りしようよ



日常の言葉を捨てて二人の間にある透明な言葉をさがす



以下、ポエム 脳天に浮かぶおやすみ座 ドロップキックに轢かれて死にたい



Depressed doorbell commits suicide 音楽が鳴る 音楽が止む



天使遊と書いておとなしと読む凪いだ紅茶を右手に保つ



花房と丹頂を煮て食べました先にあなたが飽きていました



本質の槍でわたしの脇腹を突いてみなさい ち が出でるから



隕石と戴冠の間に何か関係があったとしたら 火や水や風



天国(.com)はデッドリンクになっていて飛んでいけない 翼もないし



新東名高速道路の崖の下 もうすぐジェットコースターみたいに



マヨネーズ切れたし死ぬか マヨネーズ切れたし死ぬか……



非呪術の極が喋らぬこととして非詩人の声は肉体のまま







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