第1話
香川県立高松第三高校野球部。高松第三の野球部は「香川県内屈指の強豪校」と謳われることも多く、春と夏に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催され「甲子園」の愛称で人々から親しまれている、高校野球の全国大会にも香川県内で最多の出場回数を誇っていた。
ただ、強豪校といわれすぎて「全国に出場するのが当たり前」かのように周りの人からは思われることもあり、プレーしている選手からしたらこの周囲からの目が変なプレッシャーになってしまって大会で本来の自分の実力を発揮できないということも少なくなかった。
先日開催された香川県夏の甲子園予選。昨年の大会で優勝して甲子園出場を果たしている高松第三は、大会2連覇を目指して第1シードとして2回戦から出場。
部員たちも「大会2連覇を成し遂げて甲子園に出場する」ことを目標に、甲子園敗退後から練習に打ち込んできた。
「先輩たちに甲子園に連れて行ってもらったように、引退した後に最上級生となる2年生の後輩を俺たちの手で全国に連れて行くんだ!」
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