霊素宇宙のキャリバーン
銀色オウムガイ
各種設定
機体設定 ※ネタバレ含む
・『燃える灰』→惑星ネクサス
クラレント
頭頂高:7.2メートル
本体重量:9.2トン
全宇宙で唯一、プラズマベルト内で活動が可能かつ重力制御機構を搭載している機体であり、普段はキャリバーン号の艦首下部――衝角部分に取り付けられている。
待機状態では閉じられてキャリバーン号の外観と一体化している特徴的な2枚のウイングバインダーはシールドとしても機能するだけでなく、姿勢制御にも使用される。
あくまでも技術試験機としての意味合いが強い機体であるため、最初は武装らしい武装を一切装備していなかった。
後に武装面でもハンドビームガン、ビームソード、ビームシールド等が追加されるが、ハンドビームガン以外は技術試験段階の装備である。
また最強の携行武器であるGプレッシャーライフルは、重力ベクトルの異なる超重力場を螺旋状に放つことで効果範囲内の対象を捩じ切りながら押しつぶす武装であるが、この装備は危険極まりないため、射程と効果時間がかなり短めに設定されている。
フロレント
頭頂高:6.9メートル
本体重量:8.2トン
クレストをベースとして改造されたベル・ムース専用機。両肩にシールドを装備しており、そのシールドの内側にはマシンガンを懸架可能。
装備が追加された上改造も施されている為ベース機よりも重たくなっているが、装備した十字型のブレードが相応の重量があるためそれを振り回せるだけのパワーを有する。
1号機には脱出用のエアバイクが搭載されている地上用の機体で、脱出時には背部装甲がパージされ、コクピットブロック丸ごとがエアバイクに変形する。
2号機もほぼ同一仕様の機体であり、脱出機能も搭載されているが、こちらはエアバイクではなくシューターと呼ばれる小型の1人用宇宙艇である為、宇宙空間で使用することを想定している。
フロレント フライトユニット装備型
頭頂高:6.9メートル
本体重量:12.6トン
機体背部にX字に翼が伸びたフライトユニットを装備した状態のフロレント。装備位置の関係で十字型のブレードは懸架できないし、振り回せば重量バランスが大きく崩れる為使用も推奨されない。
代わりに、細身の十字槍を装備する。この十字槍は十字型ブレードよりは軽く、振り回してもその反動を推力で殺し切れる。
4枚の推進器を内蔵した翼はあらゆる角度に稼働し、機体の機動力そのものを底上げし、宇宙空間での姿勢制御翼としての機能も有する。
このフライトユニットを装備することで空中戦に適応しただけでなく、宇宙空間では純粋にブースターとして機能し、機動力を向上させている。
フロレント 偽装装甲追加型
頭頂高:6.9メートル
本体重量:8.9トン
『燃える灰』としての活動を続けていく過程で、フロレントの認知度も向上した結果、素性を隠す必要があったために装甲を追加した形態。
装甲形状は流線形になっており、空気や水の抵抗を受け辛くなっているだけでなく対弾性も向上。重量こそ増加したものの、その分各部装甲に内蔵された姿勢制御スラスターによって機動力は損なわれていない。
またフライトユニット装備時と異なり、十字型ブレードを装備する事可能。
追加武装として、腕部追加装甲内部に仕込まれた対ソリッドトルーパー用チェーンソーブレードがある。
アロンダイト
頭頂高:6.9メートル
本体重量:10.8トン
クラレントとの戦闘で放棄されたフロレント1号機を回収し、シルル・リンベの手によって改造が施された機体。
後方支援と通信距離延長という役割を与えられた機体であり、主武装もロングレンジのビームライフルとなっている。
右肩に
加えてビームライフル用に外付けの小型ジェネレーターを装備している。これは本機がバッテリー稼働であるため、ビーム兵器を運用すると本体の稼働時間を縮めてしまう為である。
ベース機体よりも重量は増加し、速度なども低下しているが、機動力と運動性も推進系の強化改造によりある程度は確保されている。
アロンダイトspec2
頭頂高:6.9メートル
本体重量:15.8トン
惑星アルヴでの戦闘で大破したアロンダイトを改修した機体。
左右非対称であったフォルムを左右対称にし、両肩にマルチプルランチャーを装備。右肩にあったEWACSと左肩の通信距離拡張用ユニットは統合され、バックパックと一体化した。
加えてバッテリー稼働であったものをプラズマジェネレーターに換装。これによってビーム兵器の使用によって稼働時間に制限がでるという問題は解決され、小型ジェネレーターは外された。
主武装として以前通りロングレンジのビームライフルを装備するが、それとは別に複合攻撃ユニットをバックパックに左右1つずつ装備している。
これは上下で60ミリ無反動砲とマイクロミサイルポッドという異なる武装を1つにまとめたもので、使用時には使用する武器のほうを肩に担ぐような恰好で機体全面に向けることで使用する。
腰の両側は大型の装甲になっており、その装甲内には姿勢固定用のパイル射出装置が仕込まれている。これは勿論攻撃にも使用可能。
元のアロンダイトよりも重量が増加したが、関節の構造見直しと強化。加えてさらに強化した推進系で強引に解決した。
が、それとは別にシステムが複雑化してしまい、まともな人間では処理しきれなくなった。
それも想定している為、コクピットは存在しているが実質アストラル体であるアニマ・アストラル専用機となっている。
モルガナ
頭頂高:12.2メートル
本体重量:41.2トン
惑星エアリアで開発されたエーテルマシンとソリッドトルーパーの中間のような機体。
全体的なフォルムは、魔法使いをイメージさせるものとなっているが、エーテルマシンとの中間にあたる機体である事もあり、その大きさは12メートルと、ソリッドトルーパーとして考えるとやや大きめ。しかしエーテルマシンとしては小型の部類に入る。
主な武装は両肩のエーテルブラスト、スカートアーマー内にマルチプルランチャーを装備。
そのほか、魔法技術を応用した右腕の攻撃用術式・
専用の装備として杖を持っているが、その用途は近接格闘時の武器というだけでなく、ビーム砲としても機能している。
モルガナ・フルパッケージ
頭頂高:12.2メートル
本体重量:92.5トン
外見上は各部に追加装甲を施したモルガナの背中に、サブコクピットを搭載した武装ユニットを追加装備した形態。
しかしその実、内部構造――術式には徹底的に改良が施されており、右腕の攻撃用術式・
改修によりソリッドトルーパーよりもエーテルマシンとしての特性が強くでており、エーテルマシンが持つパイロットの能力を拡大する増幅器としての機能がフル活用できるようになり、それはメインパイロットであるシルル・リンベは勿論のこと、サブコクピットに登場するメグ・ファウナの持つ放電能力も同様である。
追加武装ユニットは巨大な棺型のものが1対あるだけであるが、それぞれがエーテルコンバーターを搭載しており、モルガナを通してシルルが行使する魔法の威力をさらに増加させることができる。
さらにユニットは大きく分けて5つのパーツで構成されており、外側からマイクロミサイル、ガトリングガン、ビームランチャーが仕込まれ、これらの操作はサブコクピットからでも可能である。
プラネットガードナー
頭頂高:18.2メートル
本体重量:80.5トン
惑星ネクサス全域を衛星軌道上から監視する監視衛星としての機能も持ち合わせている無人の大型ソリッドトルーパー。
同時に、惑星の防衛機構のひとつでもあり多数の武装を装備している。
宇宙空間での運用に限定している上に運用目的が移動砲台と変わらない為、下半身はまるごと推進装置になっている。
普段は一定の軌道で惑星の周辺を飛んでいるが、定期的にシースベースへと移動し、整備と補給を受ける。
主な武装は下半身の推進装置に内蔵されているビーム砲と、両腕と一体化したリニアレールガン、そして額部分の高出力レーザー砲。
操縦席が存在しない為人間の操作を一切受け付けない上、OSも搭載されていない。
その理由は言うまでもなく、この機体がアストラル体による操作を前提としている為である。
ハイペリオン
頭頂高:12.2メートル
本体重量:45.5トン
正式名称はクラレント
素体そのものは標準的な汎用機のそれに近く、使用する武装もクラレントの使用していたものをアップデートしたものを使用。ハンドビームガンはビームライフルになり、ビームシールドはより大型化したものを使用している。ビームソードは両肩に1つずつ収納されている。
またクラレントの時にあったウイングバインダーも引き続き存在し、そのウイングバインダーは高出力ビーム砲が内蔵されており、単純な火力は強化されている。
汎用性を突き詰めており、武装も使いやすいものを選択。ありとあらゆる状況に対応できるように設計されているだけでなく、あらかじめ
なお高速飛行形態への簡易的な変形機構を持つ。その際、うつ伏せになるような恰好になり、シールドが機首になるように接続。ウイングバインダーがそのまま主翼。下半身は反転してメインの推進力になる。
ハイペリオン・ノヴァ
頭頂高:12.2メートル
本体重量:75.5トン
ハイペリオンの高出力ビーム砲を内蔵したウイングバインダーをサイドアーマーに移植し、代わりに大型のバックパックを装備した姿。このバックパックばノヴァユニットと言われている。
ノヴァユニットは追加動力のプラズマジェネレーターを搭載しつつ、新たにウイングスラスターを装備。このウイングスラスターは2枚のカバーパーツで挟み込むような形状になっており、高速飛行時はパーツが展開。スラスターが露出するようになっている。その中心部には出力と弾速の調整できる可変速ビーム砲の砲身が搭載されている。
これによって状況に応じピンポイントの狙撃や貫通力・破壊力の調整も可能になっている。
また高速飛行形態時も変形の方法こそ変わらないものの最高速度が向上。さらに以前のノヴァユニットとサイドアーマーのビーム砲もすべて前方を向くように変形するため総合火力も向上した。
胸部・肩・脚部に追加装甲が施されており、胸部のものはノヴァブラスターと名づけられた兵器――正式名称・物質情報改竄呪術砲が仕込まれている。
これは対象のいつか訪れる終焉の情報を、現在の対象に上書きすることで相手を破壊するものであり、それが物質世界に存在する以上この攻撃を防ぐことのできるものは存在しない。
ただし、これを使用するためには本機のエネルギーのみではエネルギーを賄いきれず、事象改変のために必要な演算能力も不足している。
そのためノヴァブラスターはアストレア・フルドレス、ネメシス、モルガナの3機に加えてエクスキャリバーンとの連携があってはじめて使用可能になる武装となっている。
肩の追加装甲やウイングスラスターの基部にはノヴァブラスター使用の際に使用するコネクターが仕込まれている。
ハイペリオン・ノヴァ 最終決戦形態
頭頂高:12.2メートル
本体重量:171.8
各機が破損し、ノヴァブラスターを使用不能になった際、単独でもノヴァブラスターを使用できるようにするための形態。
具体的には腰にフルドレスユニットを、背部のウイングスラスターは跳ね上がり、露出したコネクターにモルガナ・フルパッケージのバックパックユニットを接続。
さらに両腕は肩のコネクターが同規格であるネメシスのものと交換されている。
本来はこの形態になることでエクスキャリバーンとの連携によってノヴァブラスターを使用する事を想定していたが、決戦の場において
この際、本来はビームのエネルギーを受け取るリフレクターユニットとしての役割であったフルドレスユニットは一時的にエネルギーを貯蔵するエネルギータンクとしての役割を果たす。
重量の増量により機動性は低下を起こしているが、実際にはバックパックに搭載されているエーテルリバウンダーによってむしろ機動力は向上している。
加えて、装備している
だがこの機体はあくまでもノヴァブラスターを使用するための緊急手段的な形態である。当然ながら長期間の戦闘は想定されていない上、1発撃てば必殺の攻撃であるノヴァブラスター使用後は機体のエネルギー伝達回路が使用不可能になる。
一応はサブ回路が存在するが、出力は最大時60パーセントまで低下。条件付きで80パーセントとなる。
アストレア
頭頂高:12.2メートル
本体重量:32.5トン
正式名称はクラレント
素体の形状は1号機と同型であるが、軽量化が図られており、より高機動戦闘に適応した機体として完成している。
武装は両肩のマシンキャノンのほか、ビームマシンガンを2つ携行武器として使用する。このビームマシンガンは連結させることでより高出力のビームを発振させることが可能であり、ビームランチャーとしても運用可能。
背部にある1対のウイングバインダーにはビームブレードを内蔵している。
またパワーブースターの採用により、瞬間的に出力を上昇させることも可能であり、その瞬間火力は戦艦クラス。
アストレア・フルドレス
頭頂高:12.2メートル
本体重量:52.5トン
アストレアに武装・装甲・推進装置を兼ねる複合装備フルドレスを装備させた形態。技術的にはエーテルマシンの技術が混じっている。
フルドレスユニットは通常時は機体を覆うクロークのようなディフェンスモード、そこから展開してスカートのような形状になり推進装置として使用するマニューバモード、それらを翼のように展開して内側に仕込まれた拡散ビーム砲を使用可能にするアタックモードの3形態に変化する。
なお、アタックモード時は元々持っているウイングバインダーとあわせ、4枚の翼を広げているようにも見える。
ディフェンスモード時にはビーム攪乱幕を
マニューバモードでは
アタックモード時に使用できる拡散ビーム砲であるが、集束率を変更して拡散するビームの数を変更する事も可能である。またこの拡散ビーム砲は『アルゴスビーム』と呼ばれ、1つのパーツにつき3つ装備されている。
ネメシス
頭頂高:12.2メートル
本体重量:65.5トン
正式名称はクラレント
3機製造された機体のうち、人型から外れており、コクピットも存在しない完全にアストラル体が運用する事を想定して設計されている。
また規格が他の機体と大きく異なる為武装は使用できず、通常時は掌底部分に装備したビームガン兼ビームソードを使用。背部にはクラックアンカーと呼ばれるユニットが3対のユニットが装備されており、それを相手に打ち込むことでシステムをハッキングし、行動不能に追い込むことが可能。
しかし最大の武器は、このサイズの機動兵器には本来搭載できないはずの
ただし使用する際は両腕を砲身として使用するため対象に両腕を向ける必要性がある上、片腕が破損するとその時点で使用不可能になるという欠点もある――はずだったのが、使用者が独自のシステムを構築。片腕さえ残っていれば狙った場所に球体状の重力場を発生させる
ネメシス・アロンダイト
頭頂高:12.2メートル
本体重量:70.5トン
アニマの希望を受け、ネメシスにアロンダイトspec2の予備パーツおよび予備武装を取り付けた急造の強化形態。
60ミリ無反動砲はクラックアンカーの基部の下に左右1門ずつ、マイクロミサイルランチャーは脚部に追加装甲とともに配置。ロングレンジビームライフルは折りたたみ式になり、右腕部に固定用のコネクターユニットともに装備される。
このコネクターユニットは、本来規格が合わない標準的なソリッドトルーパー用武装にも対応している。
サイドアーマーも大型化。姿勢固定用パイルの射出機構を搭載している。
アロンダイトにもなかった装備として、左腕にクラレントが使用していたビームシールドの予備が装備されている。
カリオペ
頭頂高:12.2メートル
本体重量:45.5トン
正式名称クラレント
惑星ネクサスで開発された汎用型の量産機用試験機。
さらに、操縦に慣れていないパイロットのためにアッシュ・ルークとベル・ムースの操縦データを元にした操縦支援OSを搭載。これによって未熟な操縦技術でも一定以上の操縦が可能となっている。
飛行能力はリミッターを施してあり、他のクラレント
武装もほかの機体と共通したものを使用可能であり、勿論Gプレッシャーライフルも使用可能。バックパックにはビームソードを2つ装備する。
本機は本来はクラレント
カリオペ・デンドロビウム
頭頂高:12.2メートル
本体重量:105.5トン
カリオペに追加装甲と装備であるデンドロビウムユニットを装備した形態であり、この機体は惑星国家ネクサスのフラッグシップ機であり、事実上マルグリット・ラウンド専用機。彼女の操縦技術の低さを戦闘支援OSと、ミスター・ノウレッジによるサポートを受けてはじめて戦闘が可能になる。
デンドロビウムユニットはカリオペに背後から覆いかぶさる様な形で装備され、外套とスカートを追加したかのような外見へと変化する。
また試作段階の小型プラズマドライブが2基搭載されており、その莫大なエネルギーを以てソリッドトルーパーでありながらシールドジェネレーターを搭載し稼働させることで、絶大な防御力を誇る。
攻撃面でも隙はなく、ユニット後方に装備されたプレート型のシールドガンビット16基による遠隔攻撃も可能。
しかし、本機体の役割は戦闘ではなく、後方から戦況を確認して前線の友軍に指示を送ること。つまりは、指揮官機としての運用が想定されており、デンドロビウムユニットにはEWACをはじめとした多種多様なセンサーも搭載されている。
なお、正式名称があまりにも長くなるため、結局はカリオペと呼称される。
量産型クラレント
頭頂高:12.2メートル
本体重量:45.5トン
惑星国家ネクサスの正式採用量産機。ベースとなったのはクラレント
性能はほぼほぼ原型機から据え置きであるが、バックパックに装備するビームソードの数は右側に1本となっている。これはそもそも2本使うような状況が限られるからである。
また戦闘に不慣れな人間にも扱えるように、と携行武器として採用されているのはビームスプリッターという本機用に新規開発された武装を装備。これはビーム粒子を散弾のようにまき散らすことで威力と引き換えに命中精度を高めたものである。
が、そもそもの機体出力が高い為、長距離はともかく中距離では十分に驚異的な威力となる。
装甲素材も安価なものに変更されたが、代わりにハイペリオンが使用しているビームシールドと同型のものを装備することで防御力の低下を補っている。
なお当然のようにGプレッシャーライフルは使用できる。
アロンダイトspec3
頭頂高:6.9メートル
本体重量:14.8トン
アロンダイトSpec2の性能を再現した完全量産機。フレームはクレストのものだけではなく、クラレント
Spec2との変更点は純粋に有人機として開発された為、複雑な火器管制の処理を行う演算ユニットを搭載。演算ユニットを搭載するためのスペースを確保するためにEWACS関連の装備が取り外されてオプション化。そしてより安価な装甲素材の変更。これにより若干であるが軽量化している。
外見はSpec2と変化がない。
・惑星ラウンド
クレスト
頭頂高:6.9メートル
本体重量:6.5トン
汎用性に優れた人型に近い姿をした機体で、惑星ラウンドで採用されていた1世代前の量産機。
1世代前の機体ではあるものの、基礎設計は現在でも十分通用する高性能機で、脚部スラスターの推力だけでホバー移動も可能。
軽い機体であり、機動力を優先している為、装甲は比較的薄い。
サルタイア
頭頂高:7.2メートル
本体重量:15.2トン
クレストの後継機として開発された機体。ただしその設計にシルル・リンベは関わっていない為、クレストと比較して大型化かつ高出力化させただけである。
性能としては近代化改修したクレストと同等かすこし高い程度。
クレストで出来ることはすべてできる。コネクターもクレストと共有しているしているため、クレストの武装を使うことができる。
ペイレット
頭頂高:36.8メートル
本体重量:68.7トン
人型機動兵器ではあるが、頭部を持たず指の代わりに対角上に並んだ4つのクロを持つが異形の機体。
運用時には箱型の収納形態に変形して艦内に収められており、ラウンドの所有する艦船ではキャスパリーグ級戦艦の後部ハッチからしか出し入れできないほどの巨体。
一応は両腕にビーム砲を内蔵。クローアームによる近接攻撃も可能、と機動兵器として使用されているが、本来の役割はその胸部に埋め込まれた球体型の高濃度圧縮プラズマ融合弾頭。
この威力は活性化状態ならば小惑星程度ならば容易に吹き飛ばすことができるものであり、非活性化状態ですら大爆発を起こし戦艦を消し飛ばせる。
この機体の用途は、この圧縮プラズマ融合弾頭を安全に目標地点まで運搬。射出することにある。
また大型化したことにより大型のジェネレーターを搭載可能になった事で
・惑星ウィンダム
ヘルム
頭頂高:6.9メートル
本体重量:9.1トン
惑星ラウンドから払い下げられたクレストを解析して開発された機体。いわゆるデッドコピーである。
クレストとの違いは装甲の形状くらいで、ほとんど性能は変わらない。
なおこの機体を運用していた惑星ウィンダムのケリュネイア・シェルターはこの機体を都市の防衛以外にも他の都市国家へと販売していた。
・惑星エアリア
シグルズ
頭頂高:17.2メートル
本体重量:52.1トン
惑星エアリアで広く使用されているエーテルマシンの1つ。カレンデュラ王国軍が正式採用した機体であるが、ライセンス生産で他国も使用している。
汎用性に優れ、短距離ではあるが空間跳躍も可能。性能を特化させるためのオプションパーツも豊富に存在す。
傑作機であることは間違いなく、当然過去の量産機と比較してもはるかに高性能で、現場の評価も高い。
しかし以前の大戦を知る人間からの評価はあまりよろしくない。
その理由は過去の大戦で活躍した超兵器の数々には遠く及ばない性能であるからである。
実際、その当時の機体とシグルズで摸擬戦を行った結果、シグルズは大隊規模の戦力を投入してなお、わずか1機の旧式機に勝つことはできなかった。
尤も、当時は魔法技術が盛んに機体へと投入されていた最後の時代であり、物理法則に縛られない超兵器が多数存在していた為、単純な性能比較はできない上、大戦後も稼働可能な状態で残されている機体というのは大抵当時の基準でもぶっ飛んでいる性能特化させた機体――つまり、エース中のエースの機体である。
・惑星アルヴ
バッシャーマ
頭頂高:8.5メートル
本体重量:9.5トン
惑星アルヴの正規軍が使用する機体。堅牢なフレームと強固な装甲を持ち、対ビームコーティングも施されている為遠距離攻撃にはめっぽう強い。
流石に滑腔砲などの高威力の射撃や、近接武器などには耐えきれないが、マシンガンやアサルトライフル程度の攻撃ならば弾いてしまう。
ただし運動性等は低めで、防御力に重きを置いた設計かつ、物理・ビーム両方に耐性を持った装甲は機体コストを跳ね上げてしまっている。
すでに初期ロットの生産から数えてかなりの年数が経過しており、基礎設計は古い部類の機体。
しかし、戦場において撃破されにくい機体というのは重宝され、使用する兵士たちからの評判も高い傑作機である。
セイバーバッツ
頭頂高:8.7メートル
本体重量:8.2トン
惑星アルヴの女王直轄特殊部隊アウルズ専用に開発されたバッシャーマの発展機であり、次世代機のテストベッド。
開発経緯としては、特殊部隊が使用するほど性能を要求する現場と、バッシャーマの旧式化に伴い新世代機を計画する技術部から同時期に嘆願書が提出されたことが切っ掛けであり、逆に言えばそれがなければ計画すら立たなかったのではないか、と言われている。
装甲厚は減少した結果防御力そのものはやや低下したが、曲面を多く取る事で実弾を受け流す事に特化。代わりに対ビームコーティングは強化され、巡洋艦の主砲くらいならば1発は耐える。
装甲を見直した結果軽量化し、弱点であった運動性の低さは改善。フレームパーツ等はバッシャーマと共通のものを使用することでコストダウンを図っている。
推進系統とジェネレーター、そして装甲の変更だけでそれ以外はほとんどバッシャーマと変わらない。
なお、革新的なシステムとしてステルスモードが搭載されている。これは機体のカメラやセンサーから完全に感知されなくなるシステムであるが、現時点では未完成で持続時間が短く、かつ起動中はスラスターを使用できない為、事実上使いようのない無駄装備である。
ザイオーマ
頭頂高:10.5メートル
本体重量:21.6トン
惑星国家ネクサスから提供された
またセイバーバッツでは不完全であったステルスモードも重力制御推進になったことで持続時間以外の問題が解決した為採用されている。
バクウォーク
頭頂高:12.2メートル
本体重量:55.5トン
惑星国家ネクサスから提供された量産型クラレント
事実上クラレント
またあらかじめかつてのクラレントが行った重力場を使用したモーションパターンがOSに組み込まれており、防御や攻撃にも
・惑星アクエリアス
ヴィデータ
頭頂高:5.9メートル
重量:21.8トン
惑星アクエリアスでは一般的な水中での使用を最初から想定して開発されているソリッドトルーパーで、作業用。重量の多くは耐圧装甲と酸素タンクである。
両手上2本下1本の計3本の爪で出来ている為、物を掴むことができる構造ではあるが他のソリッドトルーパーの武装を流用することはできない。
また作業用でありながらジェネレーターを装備し、かなりの馬力を誇る。
バリダッコ
頭頂高:12.8メートル
重量:215.8トン
ヴィデータの上半身を制御ユニットとして組み込んだ巨大ソリッドトルーパーであり、本体を中心にX字状に延びた大型ユニット内に格納スペースを有し、簡易的にソリッドトルーパーの水中母艦としての機能を有する。
それ以外にも魚雷発射管やメーザー砲などを装備し、水中での戦闘能力に特化している。
・ウロボロスネスト
タイラント・レックス
頭頂高:21.5メートル
本体重量:37.8トン
通常のソリッドトルーパーの2倍ほどの大きさを誇る巨大ソリッドトルーパー。図体に見合うだけの装甲厚と出力を誇り、重たい武器を軽々と振り回す。
主な携行武器は棍棒のような対艦用ブレードと左腰に接続されたレールガンとシンプルであるが、莫大な出力がもたらす一撃は規格外の威力を誇る。
当然、対艦ブレードも単純に質量武器として凶悪な性能を誇り、戦闘力は極めて高い。
コンセプトは単機で圧倒的な力によって相手をねじ伏せる機体。
ただし、出力を高くしすぎた結果、機体に熱がこもりやすくなり、頭部に搭載された生体制御装置がオーバーヒートする可能性があるため、一定の熱量が蓄積すると全機能が停止。強制冷却として全身の放熱フィンが展開される。
生体制御装置搭載機としては最初期に開発された機体であるが、のちに続くレジーナ、インペラトルと比較してバランスが良く、生体制御装置を装備せずとも一定レベルの性能を発揮する為、量産計画も存在している。
タイラント・レックス 試作型有人仕様
頭頂高:21.5メートル
本体重量:37.8トン
タイラント・レックスの攻撃力と防御力を維持したまま、有人仕様にした機体。攻撃力過剰と判断されたレールガンは廃され、専用のライフルを使用する。
機体に負荷をかけていた原因が排除されたことで、強制冷却までの時間が延長され、連続戦闘可能時間が伸びた。
その一方で通常のソリッドトルーパー以上にパイロットにかかる負荷が高いため、パイロットになるためには身体改造や投薬処置などを行い適応させる必要がある。
つまるところ、生体制御装置を取り外してコクピットを付けただけで原型機と変わっておらず、強制冷却時には一時的ではあるが全機能が停止し、放熱フィンが展開されてしまう欠点は変わらない。
早い話が、小改造でどうにかしようとしたが失敗した機体である。
タイラント・レジーナ
頭頂高:83.7メートル
本体頭頂高:21.5メートル
本体重量:47.8トン
全備重量:7890.5トン
巨大な芋虫を思わせるような巨大なユニットと接続された機体。その際の大きさは全長約650メートル、最大幅約200メートルとなっている。
移動の際にはイオンクラフトを使用し、地上から少し浮いて移動する。
この巨大ユニットには多数の対空砲やビーム砲が取り付けられ、内部にはマリス・ギニョルという対人用兵器が満載されている上にその製造工場まで内蔵している。
コンセプトは単独で拠点を制圧する機体。対人兵器が搭載されているのは、拠点に存在する人間を一掃するためのものである。
本体は大型ではあるが、通常のソリッドトルーパーよりやや大きいといった程度の大きさであり、両腕が拡散ビーム砲とマイクロミサイルポッドを切り替えることのできる複合ユニットになっている。
なお、本体や巨大ユニットを含めアンチビームコーティングが施されている為、ビームがほとんど効果がなく、通常装甲も頑丈であり実弾の効果も薄い。
都市攻撃を行う機体としては優秀であるものの、マリス・ギニョルを搭載することが前提である為、同一の機体を製造することはできてもマリス・ギニョルの再現が不可能である上、同様の装備を施した地上用の艦艇を製造した方が低コストである為、あくまでもこの機体は生体制御装置の性能を測る為の機体であると言える。
タイラント・インペラトル
頭頂高:21.5メートル
本体重量:45.2トン
全備重量:61.2トン
タイラント・レックスをベースとして発展した機体であり、ベース機の欠点である強制冷却に関する問題を解消すべく、高性能の冷却装置を搭載。かつ有人操縦も想定し、コクピットもあらかじめ用意されている。
また本体とは独立したジェネレーターを張り出した両肩に内蔵し、ジェネレーター直結の高出力ビーム砲を左右1門ずつ装備。さらに張り出した背部には板状のビットを4基装備しており、これによる遠隔ビーム攻撃も可能。
最大の特徴は、マザー、ドーター1、ドーター2と呼称される生体制御装置を搭載していること。マザーは背部ユニット、ドーター1は右肩、ドーター2は左肩にそれぞれ存在し、それぞれがそれぞれの部位の武装を制御している。
また両肩ユニットはそのまま切り離してソリッドトルーパーとして稼働する。この切り離されたユニットは通常のソリッドトルーパーとほぼ同程度の大きさながら、搭載された生体制御装置によって人知を超えた機動が可能。
この切り離されたソリッドトルーパーは、左右が入れ替わったような見た目をしており、片腕が高出力ビーム砲となり、もう一方の腕にはタイラント・インペラトルの肩部装甲が変化したシールドを装備している。
この両肩に装備されている機体の名は決まっていないが、マリオネット仮称され、識別のためにそれぞれの制御装置の名称がそのまま使われる。
両肩の機体を分離させた後、攻撃力の低下を防ぐため、両腕に手首部分にビーム砲を内蔵。さらに肘先から先を射出することができる。射出した腕はワイヤーで本体と接続されている為、それを巻き戻すことで再度使用できる。
また装甲素材は製造された惑星であるアルヴの主力量産機バッシャーマ同様のビームにも実弾にも強い特殊装甲を採用。
なお機体そのものの製造コスト、生体制御装置の調達難度、仮に通常のOSを使用したとしても機体の全機能を正常稼働させることができないなどの問題があり、本機ただ1機のみの製造となっている。
ドーター1/ドーター2
頭頂高:6.5メートル
本体重量:8トン
タイラント・インペラトルの両肩に装備されている無人のソリッドトルーパーであるが、ベースとなったのは名前もないような有人の試作実験機。
重量の大半を高出力ビーム砲を稼働させるための機能に特化させているため、近接戦闘などは想定されておらず、あくまでも後方支援といった意味合いの強い機体である。
カムラン
頭頂高:7.2メートル
本体重量:6.5トン
ウロボロスネストのアルビオン専用機。
ソリッドトルーパーとしては異様なまでに細身の機体であり、コクピットを内蔵できず、スカートアーマーを兼ねるコクピットユニットを装備している。
攻撃武装としては両腕および両足の裏に装備されたビーム砲。1発の火力よりも連射性に特化した仕様であり、弾速も他のビーム兵器を上回る為、貫通力に優れる。また足裏のビーム砲は照射することも可能で、その状態で脚を動かすことで斬撃にすることも可能。
スカートアーマー内にはレイピアをいくつか装備しており、このレイピアで相手の関節部を的確に破壊することを想定している。無論、それを実際にできるかどうかはパイロットの腕次第であるが。
ロンゴミニアド
頭頂高15.8メートル
総重量:39.7トン
大型ソリッドトルーパーに部類される機体。より正確にはカムラン専用の追加装備である。
カムランは機動性重視であり、単体の膂力と防御性能に問題があった。それを補い、通常のソリッドトルーパーと真正面から戦ったとしても力負けしないように、と開発されたのがこのロンゴミニアドである。
とはいえ、基本的にはカムランをそのまま大型化させたかのような装備であり、腕部と足裏のビーム砲は存在。そのどちらも照射可能であり、それによってビームソードとして運用できる。
またカムランの両腕と足裏が正面を向く形で胸部に収まっている為、純粋な火力だけで言うと元の状態よりも向上。
スカートアーマーに仕込まれていたレイピアはオミットされ、スカートアーマーは増設ジェネレーター兼冷却装置となり、元々のコクピットブロックに当たる部分はミサイルポッドとなっている。
ヴィヴィアン
頭頂高:6.2メートル
本体重量:15.8トン
ウロボロスネストのダンタリオン専用機。
両腕が存在せず、それを覆い隠すように背中から延びたコンテナユニットを外套のように纏った機体。片側8基のユニットで構成され、ユニットそのものが強固な防御性能を持つ盾であり、多種多様な装備が内蔵されている武器でもある。
このコンテナユニットのうち、背中にある2基は
ただし、小型化しきれておらず出力もあまり高くはないため、推進以外には使用できない。正確には使用するとしても、その場合は推進能力の一切が消失する=宇宙空間では棒立ちになり、惑星内では高速移動ができなくなるというデメリットしかなく、それならば回避に使ったほうがマシ、である。
加えてこの機体は完成度の高い光学迷彩装甲を採用しているが、エネルギー効率の問題で重力場推進と同時には使用できない。
コクピット内は通常の仕様ではなく、回転するシートを中心に鍵盤型の入力装置が存在しており、これを使用して機体に指示を出す。
またこの機体には通常のソリッドトルーパーにはあってしかるべきオペレーションシステムが搭載されておらず、すべてパイロットがコクピットから行う必要があり、通常の人間では操縦不能。
ガラティン
頭頂高:7.2メートル
本体重量:16.2トン
単独の高火力による広範囲殲滅を目的として開発された機体であり、通常のソリッドトルーパーとしての限界火力を求められ、プラズマジェネレーターではなく、プラズマドライブを搭載。そのエネルギーを使用し、天使の翼を模した片側6連装計12門のビーム砲の同時運用を可能としている。
加えて、機体サイズが小さく軽い事とプラズマドライブによる大出力を利用し、イオンクラフトによる飛行を実現。
ただし、飛行能力と火力を両立させるために背中のビーム砲以外はろくな武装がなく、両手首部分にあるビームガン以外の内蔵武装もない。
しかしその一方でシンプルなコンセプト故に生産が容易である為、複数機製造されているが、ビーム兵器の出力調整やイオンクラフトの制御システムの処理を行うのにかなりのリソースが割かれる関係上無人機化は不可能であるとされている。
タイラント・ルキウス
頭頂高:21.5メートル
本体重量:96.8トン
タイラント系列の機体の完成系。コンセプトとしてはタイラント・レックスのものをブラッシュアップしたものであり武装も同様の対艦ブレードと、完全に携行武器となったレールガンを装備する。
ただし他の2機の要素も加えられ、地上を高速移動するためにイオンクラフトを装備。両肩には冷却装置と高出力のビーム砲を装備している。
システム面にも改良がくわえられ、ダイレクトモーションキャプチャーシステムにより、パイロットの動きをトレースして機体が稼働。
その分可動部への負荷は増えたが、両肩の冷却装置が増設されたことで稼働時間は大きく伸びている。
ただし、常人にはまともに扱えない機体ではある事に違いなく、身体を機械化していないとそもそも操縦できない。
オプションパーツにはなるが、ビームシールドを装備可能。このビームシールドは高出力ビームを限定範囲内で放射状に展開する防御装置で、シールドの出力以上のビームでもない限りシールドを破ることは不可能。
ただしこの装備はビームを出力させる効率が非常に悪い上に制御に機体の処理機能にかなりの負荷をかけるため、起動中はビーム砲とイオンクラフトを使用できなくなる。
マルミアドワーズ
頭頂高:89.2メートル
本体頭頂高:7.2メートル
全備重量:8700トン
本体重量:27.3トン
戦艦並みの大きさを持つ巨大なソリッドトルーパーであるが、あくまでもそれは増設武装によるものである。
武装も戦艦そのもので、多数のビーム砲、リニアカノン、ミサイルが多数搭載されているが、その制御を本来ブリッジにあたる部位にある場所から生えているソリッドトルーパーで行い、この部分だけ分離しての活動も可能。
ウロボロスネストにとってこの機体は母艦の役割も果たし、各メンバーの機体をすべて収容するスペースが存在している。
コンセプトはタイラント・レジーナのものに似るが、あちらと違ってこちらは大気圏外での活動も想定されているため、重力制御機構やシールドジェネレーターが組み込まれている。
ヴェナトル
頭頂高:19.8メートル
本体重量:28.7トン
ウロボロスネストによってもたらされたタイラント・レックスをはじめとしたタイラント系列の機体を参考にして惑星ラウンドで開発された機体。
わずか8機しか製造されていないが、それはこの機体が生体制御装置を搭載することを想定した最後の機体であるからである。
タイラント系列の機体よりは小型化したものの、ソリッドトルーパーとしては相変わらず大型の機体。
主武装はバスターベイヨネット。基本はバスターソードとして使用できるが、その先端にはビームガンが取り付けられている複合兵装である。
他の武装は肩部マシンキャノン、腕部のヒートパイルがある。ヒートパイルは機体に溜まった熱で加熱して使用する。
量産を想定していないため高コスト化の原因となる対レーザーコーティング装甲を
採用している。
ヴェナトル・キャノン
頭頂高:19.8メートル
本体重量:34.7トン
ヴェナトルから生体制御装置を取り外し、グラビティランチャーを両肩および両前腕部に装備した機体。
操縦はアストラル体が行う事を想定しており、ウロボロスネストが崩壊後した後に改造されたものである為、所属はネクサスである。
グラビティランチャーの砲撃による後方支援が目的であり、くわえて操縦がアストラル体であるため脱出も想定していないため、機動力の低下なども考慮されていないため、事実上多少動ける移動砲台という扱いである。
重量の増加は増設の
ベディヴィア
頭頂高:6.2メートル
本体重量:15.8トン
ダンタリオン専用機であったヴィヴィアンの簡易量産機。原型機に搭載された空間跳躍デバイスや、迷彩機能、そして常人には扱えない操作コンソールはオミットされている。
シールドも兼ねるウェポンコンテナは右腕部分に集中。左腕は前腕部がビームガンと一体となったランスになっている。
ナイア・クラレント
頭頂高:12.2メートル
本体重量:65.5トン
最終決戦に向け、量産型クラレント
各部にプラズマ融合弾頭ミサイル内臓の装甲を追加。弾数こそ少ないものの、破壊力に特化している。
最大の特徴は、ガラティンの6門計12門のビームキャノンを連想させるように、グラビティランチャーが片側6門計12門で背中に装備されていることである。
ただしこれらの装備に割を食っているため、近接武器としてビームソードをかろうじて装備できている以外、これといった携行武器は使用できない。
余談であるが、プラズマ融合弾頭と重力兵器という宇宙全体においても類を見ない破壊兵器を2種類も装備している機体は他に存在しない。
・民間企業製
ウッゾ
頭頂高:5.8メートル
本体重量:8.7トン
大気圏内専用の陸戦機。汎用性と拡張性重視で、小改造で様々な状況に対応できる。
バイタルエリアの正面装甲が分厚いが、下から突き上げるような攻撃は想定されていないため、その部分の装甲は比較的薄い。
脚部にはローラーが装備され、それを使用したローラーダッシュが可能。
大量生産されている機体であり、人類の生活圏ならばどこでも見かける機体。それ故にテロリストや宇宙海賊も使用している。
ウッゾ・ムゾ
頭頂高:5.8メートル
本体重量:10.2トン
ウッゾの重装備タイプ。ショルダーキャノンを装備し、装甲もわずかながらであるが強化されている。
ベースとなるウッゾ同様地上専用の機体であり、ウッゾに少し手を加える程度でウッゾ・ムゾにできる。
ウッゾ・ハック
頭頂高:5.8メートル
本体重量:9.7トン
ウッゾの宇宙仕様。ベースとは推進系の改造のみの違いであり、使用する武装なども大差ない。
またこの仕様でも大気圏内での運用は可能であり、宇宙仕様であるとは言われているが実際のところは全領域対応型の汎用機である。
唯一の違いは、脚部のローラーが撤廃され、そこに増設のブースターが装備されている事。
ムッゾ
頭頂高:6.4メートル
本体重量:12.4トン
ウッゾの設計を元に装甲とパワーを強化した機体。その分機体の製造コストは増加。独特の機構が災いし派生機も作られていない。
しかしパワーが強化されているだけあり、ウッゾが装備できない反動の強い武器を携行することが可能で、ウッゾなら足を止める必要のある滑腔砲なども移動しながら使うことができる。
なおベースにした機体同様、大気圏外での使用は想定されていない。
ジッパーヒット
頭頂高:7.8メートル
本体重量:21.3トン
空間戦闘用の機体。全身推進器といっても過言ではない高機動機であり、人型機動兵器でありながら脚らしきものは最低限の接地脚だけである。
特徴的なのは簡易的な接地脚がついた推進器と化した脚部と、背部の回転することで自在に噴射角度を調整できる半球型スラスターユニット。
これらを連携させることでアクロバットな機動が可能となっている。
本来は宇宙用の機体であるが、推進系の換装をするだけで大気圏内仕様にも変更可能。
ただし、大気圏内では大推力によって強引に飛行しているだけであり、航続距離は短く、稼働時間も宇宙用のそれと比べれば短い。
ウッゾほどではないが、大量生産されている機体で、その影響であらゆる陣営がこの機体を使用している。
なお重量の大半は推進器とその推進剤である。
非常に優秀な高機動機であるため、あらゆる陣営がこの機体を運用している。
ノックルーマ
頭頂高:4.8メートル
本体重量:4.1トン
工作用の機体であり、可変機構を持つ。主に車両に変形して都市に潜入。侵入後変形して破壊工作を行う。
この機能だけに特化した機体であるため、他のソリッドトルーパーと比べると様々な面で劣り、真正面から戦うような機体ではない。
変形後の両腕はなんらかの武装となっていることが多い。
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