過剰自己愛シンドローム

過剰自己愛シンドローム

好きすぎて食べてしまったんです右手 過剰自己愛シンドロームで

ヤブ医者は〈万能薬〉の紙を手に貼って私を抱きしめてきた

ホチキスをパチンと鳴らす 人が死ぬ 青空に花束舞い上がる

鏡には流星群が映ってていつまでも止むことはなかった

やがて火は消えるということ知っていてなんで私に名前を付けたの

死にはしないくらいの痛み 詩にはする シニカル・センチメンタル・ボーイ

四肢が無く、胴体だけが浮いていて、念で雨粒皆斥ける

夢でさえ地を這う虫は虫であり決して鷹にはなり得ないこと

米が嫌いだなんて言えない世の中だ パンもパスタもとうもろこしも

野良山羊に頬ずりをするきみの横で唐揚げの味を思い出してる

とり返しのつかない要素となっています 選択はご慎重にお願いします

来週の火曜日に赤で丸を描く 青で四角と三角も描く

dead or like dead を何度でも 右の道には熾天使の笑み

自己愛をすべて犠牲にきみの声、きみのまつ毛を愛してしまう

本日はお日柄も良くまたきみを想う心が膨れる季節

叫び声 5年の間閉じ込めた棚からではなく魂からの

このお茶はペットボトルの持ち心地、ただそれだけでいつも買ってる

まだここに花火が上がっていないならこの輝きはきみへの愛だ

虫除けはいらない かゆみ止めがある 忘れることは得意なんだよ

竹箒見つけたからさ、ちょっとこれ、跨いでみてよ。……やっぱかわいい。