第21話

妹視点


 「えぇー!!うそぉー!!」


「本当だよ。今日それで学校中持ちきりだよ。」


「そ、そんなお兄ちゃんが付き合うなんて」


妹は人生で2番目に近いショックだったかも知れない。


 「ちょっと、花ちゃん」




 とりあえず、花見お姉ちゃんに確認に


 「花見お姉ちゃん!!」


「花ちゃん」


「お兄ちゃんが付き合ったって本当なの?」


「ほ、本当だよ。」


花見お姉ちゃんは私に抱きつく。


 「お姉ちゃん」


「優、さっきね。転校生の子と一緒で二人で楽しそうに手を繋いで先に行っちゃった。」


 「そ、そんなぁ。でもそれは付き合ったとは」


「私が聞いてそうだって、」


「ほんとうに本当に何ですか?」


「うん、横にいた優も認めてた。」


花見お姉ちゃんは泣いている。


 「私がいけないんだよね」


「・・・っ」


「私が信じきれなくてむしろあんなことを言ったから」


否定出来ない・・・けど


 「私も同じです。お兄ちゃん謝るように言ったのに、その後信じられなくて、お兄ちゃんを傷つけて」


 二人は抱きしめながら泣いて居た。


 

 そして、


 「いつかは、お兄ちゃんも別れるかも知れません」


「そうだよね。まだチャンスはあるよね」


「はい!!それにやっとお兄ちゃんと話せるんですし」


「そうだね、私も悔やんでばかりなら、それこそチャンス逃しちゃうよね。」


二人は後悔を感じて悔やんでいた


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