第14話

妹視点


 妹は兄が最近後輩達に振られたことを知って、止めようと回っていた。


 だが、一人を説得してもまた一人と増えてくる。


 そして、意気込んだはいいもの一切見つからない。


 本当はお兄ちゃんとの約束一ヶ月までに、お兄ちゃんを苦しめた犯人を見つけたい。


 けど、仮に見つけたところで、その根と黒幕を暴いた所でお兄ちゃんは変わるの??


 だから、妹は追うことを諦めて


 作戦を変えた。


 それはお兄ちゃんの後をつけて、お兄ちゃんの観察日記をつけること。


 そうすることで


 「うそ、本当だ、私先輩に謝らないと」



 この人は家内 木姫


ーーーーーー

 「浜ちゃんや陽ちゃんだけだけじゃなくて蜜ちゃんにも告白して暴言吐いて最低です」


 私にはわかる。お兄ちゃんは人に聞こえない声で、流行ってるのかなと言っている。


 「とりあえず、蜜ちゃんに謝ってください!!」


「良いよ」


「えっえっ?」


 そのあとお兄ちゃんは木姫ちゃんに一緒について行き、蜜ちゃんに謝りに・・・無理矢理嘘を謝らせていた。

 

ーーーーーーー


 だが、私はお兄ちゃんの行動記録を残しているので、蜜ちゃんが嘘だと判断できた。


 とりあえずミツちゃん本人に言っても、誰と繋がってるからわからないから、この真面目で利用された木姫ちゃんだけにでも信じてもらうことにした。


「お願い、私に言われたって言わないで」


「わかった。けどもしかして、今までの全部」


「そうだと思う。」


 「そんな、酷すぎる」


「・・・そうだよね。」


 土下座する


 「ちょ、花ちゃん??」


「お願い、お兄ちゃんの味方をしてあげて」


「えぇ、」


 そして、事情を説得して、


 「わかった、頼らないかも知れないけど私のしたことを償って、花ちゃんのお兄ちゃんを助けるからね」


「木姫ちゃん」


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る