冥域のピンチサーバー 続編

@haidoroponnpu

第1話 強豪高校との初戦突破



脆弱高校バレー部




1回戦は不戦勝で、シードの強豪高校との実質初戦、相手は全国常連で、スポーツ推薦のあるバレー部



同世代の中で選別されたバレーエリート達がいる高校


体格、身長、身体の作り、全てが凡人のそれと異なる。



(勝てる訳が無い・・・)



全員の心は一致していた・・・部長以外。


第一セットは、補欠メンバーだった事もあり奇跡的に脆弱高校が取る。むしろ相手高校監督のイライラと檄でこっちまで『申し訳ない』気分になっていた。



「よっしゃぁあああ、取ったぁああ!!」



・・・部長以外




2セット目、強豪高校1軍が登場、サーブの威力、ディグの精度、セットアップの精密さ、そしてアタックの威力、全てにおいて桁違いの化け物達相手に、


なす術なくボコられる脆弱高校・・・



第二セット、10点差、相手のマッチポイント



まぁ、奇跡は第1セットまで・・・これが順当な結果で、真実だと誰もがあきらめて、下を向き始めた時、



ピンチサーバーに、控えの『六畳』が現れた。



あれよあれよと、得点を重ねて同点まで追いつき、最後の一本、全力のサーブが、相手のレシーブを弾いて・・・



(勝った・・・だと!?)



絶望でうなだれる強豪の選手と現実逃避し天を仰ぐ相手監督・・・



その瞬間、脆弱高校は、強豪高校を下したのだった。




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