ガーゴイルの攻撃
ジャンの
「と、とりあえず、ジャンの
「とはいえ、もうこの辺には見当たらないぞ」
「仕方ない、魔物との遭遇率は高まるけど奥に進むしかないわね」
ティアとジャンは近くにもう龍の葉はないと判断し、山の奥に進む事を提案し、ニラダ達は移動を開始する。
ニラダが先頭に立ち、後方の警戒をジャンに任せ、徒歩で少しづつ奥へと進んでいく。
「ティアさん、この辺りにあるのは普通の色の木ばかりだね」
「ええ、この辺りの木は龍の血を浴びずに変色しなかったて事でしょうね」
「不思議だよね龍の血って」
「龍以外にも希少な魔物はいるけど、それらの血には不思議な力が宿っているんだけど、分かっていない事も多いのよ」
龍の血の不思議さにミヨモは感嘆するが希少な魔物の血は不思議な力が宿っているが、明らかになっていない事も多いとティアが説明すると先頭にいたニラダが一同に呼びかける。
「みんな、次の赤い木が見えて来たぞ」
「数は少ないけど、確かに見えて来たわね」
「うん、早く葉っぱを集めようよ」
「まて!何か近づいてくる」
ニラダは龍の血を浴びたと思われる赤い木々を見つけるが、同時に何かに気付き、注意するよう呼びかける。
「魔物だ」
「ええ、それもガーゴイルよ」
「ガーゴイル?」
「気を付けろ奴らは空中戦が得意ぞ」
「だけど、こんな木がいっぱいある中で空を飛べるわけが……」
ジャンがそう言いかけるとガーゴイルの集団は空を飛び木の上まで移動し、ニラダ達の視界から消える。
「何だよ、俺達に恐れをなして逃げたのか」
「いや、違う!」
ニラダがジャンの発言に対して反対意見を言うと、空からガーゴイルの持っていた槍が飛んできて、ニラダは仲間に呼びかける。
「よけろーーー!」
ニラダの発言を聞いて仲間達は槍を避ける事に成功し、ミヨモはその状況に戸惑い、不安を口にする。
「木よりさらに高いところから攻撃なんて、どうやって対処すればいいの?」
「へっ、奴らは槍は1本づつしか持っていねえ、この槍を回収すれば……」
ジャンの予想に反し、槍は浮きあがり、そのまま再び木の上方にいるガーゴイルの元に戻って行く。
「まずいわね、このままじゃあ私達は単なる的よ」
空中からの攻撃が得意ガーゴイル達にニラダ達はどう対処するのか?
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