ドロップアイテム
魔物を倒す事で落ちている場合があるというドロップアイテムの話がジャンのユニークスキル、
「今まで私達が挑んだクエスト内で魔物を倒してもドロップアイテムが出なかったわよね」
「あれ?でもマンドラゴラの頭の葉っぱは薬草になっていたけど」
「あれはマンドラゴラの身体の構造上の話で、ニラダの言う落ちていたとは少し違うわよね」
「そうだな、例えば俺の聞いた話だとゴブリンを倒したらポーションが落ちていたとか、そんな話だな」
マンドラゴラのように体の一部分をアイテムに転用する話とは違い、一見結びつかないゴブリンとポーションという組み合わせがますますこの話を加速させていく。
「そうするとどういう法則か気になるわね、ドロップアイテムはあくまで確率によるものなのかそれとも別の何かが関わっているのか?」
「ティア、どうやら早速その機会が訪れたようだ」
「え?」
ニラダが示した先にはゴブリンが複数現れ、その状況の中、早速ニラダはジャンにユニークスキルの使用を促した。
「ジャン、早速だがユニークスキルを使ってくれ!」
「俺がスキルの対象にできるのは場所なら1階層、人や魔物なら1人とか1体づつだぞ」
「それならとりあえず1体にまずは試しに使ってみてくれ」
「分かった!
ニラダに促されたジャンはユニークスキルの
「ニラダ、左端のゴブリンがどうやら左手にお宝を隠し持っているらしいぞ!」
「左手?右手に棍棒を持っているようだが?」
「お宝の反応は左手だ、俺も魔物に使うのは初めてだからあとは任すぜ」
「分かった、とりあえず左手を狙ってみるとするか」
ニラダはそう言ってマジックボックスより槍を取り出し、ジャンがスキルの対象にしたゴブリンの左腕を槍にで突くが特にアイテムが出てくる様子はなかったが、そのまま槍でゴブリンを突き刺しゴブリンを倒すと魔石化と同時に何かが落ちていた。
「ポーション!はっ、ジャン回収してくれ」
ニラダはジャンに回収を頼み、そのまま持っている槍を振り回しながら残りのゴブリンも一掃する。
「ニラダ君、すごい!」
「……あれ、ちょっと待って?」
ミヨモはニラダの強さに感心し、ティアは何か疑問が浮かぶが、ニラダはポーションを回収したジャンに駆け寄っていく。
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